長野県

稲子湯旅館 (稲子湯温泉) ★4.0

単純二酸化炭素・硫黄冷鉱泉
(稲子湯源泉) 7.6度 / ph4.9 / 44L / 自然湧出
Na+ = 4.9 / Ca++ = 13.5 / Fe++ = 3.3 / Mg++ = 3.3
HS- = 0.02 / SO4– = 17.3 / HCO3- = 56.8
H2SiO3 = 48.8 / CO2 = 1094 / H2S = 3.6
成分総計 = 1251mg

長野県南佐久郡小海町大字稲子1343
0267-93-2262
男女別内湯
600円
9:00 – 15:30

本沢温泉登山口の麓にある一軒宿です。
本沢温泉に登山する人が拠点に利用するお宿との事で、この日も多くの登山客が訪れていました。
お宿はいかにも秘湯と言う場所に建っていますが、駐車場には大型観光バスが停められており、ちょっと雰囲気を壊しているような気がしないでもありません。
日帰り入浴には積極的のようで、登山客が汗を流す為に多く利用している様子です。中に入り、入浴をお願いすると、快く受け入れて下さいました。

こちらのお湯は、冷鉱泉なので、沸かされています。
女将さん曰く、「熱かったら、湯口のバルブを開いて、源泉入れて冷ましてね」との事。
お湯には自信があるらしく、「うちの炭酸泉はね、日本全国でも数箇所しか無い、とても珍しいものなのよ」「うち以外には、大分でしょ、山形でしょ・・・」などと仰っていました。
大分の炭酸泉と言えば、長湯と七里田かな。
でも、山形の炭酸泉って、どこかあったかなぁ・・・???

さて、お風呂ですが、内湯のみで、ちゃんと男女別に分かれています。
少し薄暗い浴室ですが、風情があってなかなか悪くありません。
浴室に入ってまず感じたのが、硫黄臭が想像したよりも強い事です。
少し生臭いような、甘めの硫黄臭が浴室内に充満していて、かなり期待が出来そうです。
お湯は無色透明で、ところどころ白い湯花が舞うものが張られていました。

肝心の浴感はと言うと、僅かにツルツル感がある、なかなか気持ちが良いものです。お湯から上がると、肌触りがサラリとして、しつこくありません。
お湯の臭いは、金気臭が強く、浴室全体にこもっていた硫黄臭は、お湯から直接嗅いだ限りではそれほど強くはありません。
炭酸泉ですが、加熱されているせいか、泡は全然つきませんでした。
少し熱めの適温に調整されており、ちょうど良いくらいでした。

折角なので、源泉バルブを開き、源泉も投入してみました。
こちら、沸いたお湯を一旦小さな湯槽に溜め置いていて、バルブを開くと浴槽に投入される仕組みのものです。
湯槽は、源泉に含まれる硫黄成分によって、真っ白の湯花でコーティングされていました。
冷鉱泉ですので、かなり冷たいです。直接臭いを嗅ぐと、強い硫黄臭と、僅かな金気臭がします。加熱によって硫黄臭が飛んでしまうみたいですね。
源泉を飲んでみたところ、甘い硫黄味と、鉄味がして、炭酸成分によって舌先がシュワっとする感覚がありました。
やはり、源泉を投入した方が、お湯自体の鮮度が上がり、格段に気持ちが良くなります。

ただ、冷たいので、出しっぱなしにするとお湯が温くなりすぎてしまうのが難点。ある程度で源泉の投入量を絞らなければならないのが少々残念。
出来る事ならば、浴槽を2つに分け、ひとつを思いっきり温くしても良いとかなっていれば良かったのですが・・・

正直、冷鉱泉ですので、あまり過大な期待はしてませんでした。
しかし、思った以上に気持ちが良いお湯で、びっくりです。
ここは是非とも再訪したいところですね。
これからも登山者の憩いの場として、気持ちが良いお湯を守り続けてほしいと思いました。
普通にオススメ出来る、素敵な一湯です。

2006-9/30

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