東京都

平和島温泉クアハウス (平和島温泉) ★3.5

ナトリウム-塩化物強塩温泉

東京都大田区平和島1丁目1-1
03-3768-9121
男女別内湯 ・ 露天 ・ サウナなど、色々
1200円 (土日祝は1500円、朝風呂800円、
深夜割増600円)
10:00 – 翌8:00

私の湯めぐりの大先輩、熊谷温泉さん。湯めぐりをする際は熊谷温泉さんのHPを参考にする事が多いのですが、東京都内の温泉は殆ど載せていません。
そのHPに掲載されている、数少ない東京の温泉のひとつがココ、平和島温泉クアハウスです。
文章を読むと、なかなか高評価なのですが、いかんせん入浴代が高いです。
その為、ずっと訪れる機会がありませんでした。
そんな折、温泉博士と言う雑誌の企画で、無料入浴が出来るとあるではありませんか!
これは是非行きたい!と、言うことで、その雑誌を握りしめ行って来た次第です。

さて、たどり着いた平和島温泉クアハウス。平和島と言うと、競艇と言うイメージがありますが、まさしくその競艇場のすぐ隣、BIGFUNと言う複合商業施設の一角にあります。
車で行ったのですが、BIGFUNの駐車場に停める事が出来ます。普通に停めると有料の駐車場ですが、クアハウス利用者は無料になります。
クアハウスの受付で雑誌を渡すと、館内着やバスタオルなど一式が手渡されました。
恐る恐る、駐車場のチケットを差し出すと、こちらも無料にして貰えました。
雑誌の企画を利用した無料入浴だと言うのに、とてもサービスが良いです。なんだか申し訳無い気になってしまいます。

内部は、お風呂は勿論、レストランや休憩所、ゲームコーナー、マッサージルームなど、色々と揃っており、一日ゆっくり過ごす事が出来る造りになっています。
まずは脱衣所で館内着に着替え、軽く散策。エレベーターを上がった先に露天風呂があるので、そこに行ってみました。

たどり着いた露天風呂、だーれもいません。広々とした湯船がポツンとあり、あとは、トドスペースと、掛け湯があるだけです。実にシンプル。
ビルの屋上のような所にありますが、よしずなどであしらわれており、雰囲気は悪くありません。
肝心のお湯は、茶褐色の塩化物泉です。湯底に沈めた足先が微かに見える程度に濁っています。
適温に調整されていますが、成分が濃いようで、ずっしりと重い印象を受けます。しばらく入っていると汗だくになるのが分かります。

お湯の臭いを嗅いでみると、強い金気臭と、潮臭があり、それに混じって僅かながらアブラ臭のような物を感じます。
お、なかなか良いかも?印象としては、今年訪れているTHESPA西新井のお湯を少し濃くしたような感じです。
残念ながら循環がされているようで、もちろん塩素による消毒もありますが、源泉臭の方が強いのか、塩素臭は殆ど気になりません。
私の他にも利用者はいるはずですが、何故かこの露天はずっと貸切状態です。
みんなここの存在に気づいていないのでしょうか・・・?

露天のお湯をじっくり堪能したので、内湯に行く事にしました。内湯は、先ほど着替えた脱衣所の奥にあります。
何で最初に内湯に入らなかったかと言うと・・・脱衣所の先に内湯があると気付かなかったのです。
普通、脱衣所と風呂は隣あっており、気付かない筈もないと思うのですが・・・我ながら、寝ぼけていたかな?

露天はシンプルでしたが、内湯には、洗い場や大きな湯船をはじめ、サウナ、寝湯、ジャグジーなど、色々と揃っています。
誰もいなかった露天の静けさが嘘のように、多くの人が利用しています。やっぱりみんな露天の存在に気づいていないのかも・・・?
内湯のお湯も、基本的には露天と同じ、食塩系の物です。ただ、露天の物と比べると、色も臭いも肌触りも、全部アメリカンに感じてしまうほど、薄いです。湯底に沈めた足先も、比較的クリアに見えます。
まぁ、これはこれで、悪くはありませんけどね。とりあえず体や頭を洗い、小あがりスペースで横になって休憩しつつ、じっくりとお湯を堪能しました。

ちょっと高く感じましたが、一日ゆっくり過ごすつもりで来るならば、逆に安くつくくらいの、充実した施設です。お湯も悪くありません。
数泉をしてしまうと、もったいないかも知れません。
今回、雑誌の企画がきっかけで来る事になりましたが、次回は普通にお金払って来ても良いかなと思った一湯でした。

2009-5/29

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