大分県

Kさんの畑の裏にある温泉

単純温泉・・・ かな?

大分県某所

熊本在住の温泉仲間、Kさんに案内して貰った個人所有の温泉です。
ちなみにこの温泉のタイトルでも「Kさん」としていますけど、案内してくれたKさんと温泉所有者のKさんは別の人ですから念のため。
要はどちらも「か行」で始まるお名前ってだけの事でして・・・ (;^ω^)

紛らわしいので、以降は案内役の温泉仲間をKさん、温泉所有者の方をオーナーさんと呼称します。

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申し訳ありませんけど、場所は秘密です。
それ以前の話として、今回私はKさんの車に乗って連れて来て貰いましたので、私自身もよく分かっていません。
自力でもう一度同じ場所に行けと言われても迷子になる自信がありますw
細い山道を走っていたらパッと開けた場所に出て、そこにはビニールハウス。その裏手にポツンと湯小屋が建っていました。

ご自宅はちょっと離れた所にあり、ここはそのオーナーさんの畑です。
どうやらこの一帯は地熱地帯のようで、掘れば温泉が出て来るみたいですね。
その地熱を利用して個人で楽しむ為の温泉を作られたのだとか・・・

湯小屋の裏手からは物凄い勢いで湯気が上がっています。
う~ん、凄い光景です!

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湯小屋ですが、普段は恐らく施錠されているものと思われます。
今回はKさんが予め許可を取っていて下さったので、すんなりと中に入る事が出来ました。
脱衣所は物置き小屋も兼ねていると思われ、色んな物が置かれています。
一般開放されている温泉であればこうはならないですからね。
脱衣所に入って改めて「あぁ、個人所有の温泉なんだなぁ」と、実感する訳でして。

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さて、そんな脱衣所を抜けて、温泉にご対面。

一言で言います。

素晴らしいです!

・・・語彙力無くてごめんなさい。

見事な岩風呂ですが、これ、オーナーさんが手作りなさったのだとか。
ちょっとした旅館のお風呂顔負けの立派な湯舟です!

湯舟だけでなく湯小屋の造りも素晴らしいです。
屋根もあれば壁もありますので、基本的に内湯と言う表現が適していると思いますけど、3方向が半透明の波板で囲われていて、開放感抜群なんですよね!
外の光が優しく差し込んできますし、壁と天井の間には大きな隙間もありますので、通気性もしっかり確保されています。
内湯にありがちな湯気で籠った感じは一切ありません!

肝心のお湯ですが、こちらも素晴らしいです。
基本的に透明なお湯で、ほんの僅かに黄味がかって見えるのは建物全体の影響かな?
よく見ると僅かですが茶褐色の湯花が舞っています。

肌触りはしっとりと肌に馴染む感じで、僅かに硫黄臭と、痕跡程度ですが金気臭と土気っぽい臭いも感じます。
Kさんの話によると、高温の地熱に地下水を当てて作った造成泉なのだとか。
それはそれで立派な温泉ですし、何よりも本当に気持ちが良いお湯です!

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面白いのが湯口で、外から伸びたパイプがL字に曲がり、浴槽内にダイレクト注入する形になっていました。
多分ですけど、よくある湯口みたく上から注ぐとお湯の表面だけが熱湯になってしまうので、敢えて湯底に注いでいるのだと思われます。

で、このパイプ、常にボコボコと音を立て、気泡をあげていますのですが、これまた何とも素晴らしい!
まるでアイドリングしている時の単気筒エンジン(ちょっと不整脈気味?)みたいで、この音を聞いているだけで落ち着くんですよね~

それとは別に加水もされていましたけど、まぁ、源泉温度が高いからこれは仕方が無いのかな?
その加水のお陰もあってか、浴槽内の温度は約40度、ちょっと温めです。
思わずずっと長湯したくなる温度。

オーナーさんが誰に気兼ねなく入る為のプライベート温泉ですので、男女の別はありません。
今回は私だけでなく紅鮭や子供達も一緒でしたので、案内して下さったKさんは「何度も入っているから、家族で入っておいでよ」と言って、外で待たれていました。
Kさんをあまり待たせても申し訳ないですし、この後にも色んな温泉に行く予定でしたので、長湯はせずにある程度で切り上げて上がってしまいましたが・・・
もしも許されるのであれば、ここだけで何時間もゆっくり過ごしたい程に気持ちが良かったです。

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貴重な温泉に連れて来てくれたKさん、素晴らしい温泉の入浴許可を下さったオーナーさん、この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。

最高の温泉でした、本当にありがとうございました!

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2024年 1月5日 - 初訪問・日帰り入浴

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