北海道

大判の湯・小判の湯 (小金湯温泉)

単純硫黄泉?

北海道島牧郡島牧村
野湯
無料
24時間入れるけど日中で無いと危険

北海道の島牧村にある、日本一到達困難な野湯とも言われる金華湯。その金華湯のすぐ近くにある鳳凰の湯。更にそのすぐ近くにある野湯です。
金華湯の一部として紹介される事が多いのですが・・・ (以下、鳳凰の湯の記事と同じ内容なので省略)

いきなり余談ですが、沢山温泉レポートを書いていると、何度も使った単語や文章を並び替えているだけな事に気が付きます。
「あれ? 前も似たような事書いて無かった?」と、オリジナリティが無いなぁと感じる事が多々あります。
特に、出だしや締め括りの文章なんかがそうですね。
「素晴らしい温泉でした!」で締め括ったレポートが何個あるのやら・・・

語彙力がもっとあればなぁ~なんて思う、今日この頃なのです。

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で、話を戻して、温泉です。
鳳凰の湯から小金井沢を下流側に進むと、すぐ右手側に見えてきます。
沢沿いのにある岩陰のような場所に湯溜まりが出来ていました。
知らないで歩いていると見落としてしまいそうですね。
(もっとも、こんな山奥にある沢を目的も無く歩く人なんて、いないと思いますけど)

ほぼ沢の一部って感じです。
実際、沢の水も一部流れ込んでいて、温泉に混じりちょうど良い温度になっている感じです。

湯溜まりは2箇所、大判の湯、小判の湯の湯と言うらしいです。
どっちが大判、小判なのかは、良く分かりませんけど、大きさだけで言ったら上流から見て手前が大判、下流が小判なのかな?

お湯の印象は大判も小判も一緒です。
無色透明で、ハッキリと分かる硫黄臭。他にも潮臭にも似た成分臭と、ガス臭みたいなのも混じります。
よくあるアルカリ性単純硫黄泉なんかにある、甘い感じの硫黄臭とは異なり、ちょっとだけ複雑な匂いがします。
お湯の感じとしては直前に入った鳳凰の湯と一緒です。

新湯は足元の岩の隙間から注がれていて、鳳凰の湯程ではありませんが、そこそこの湯量があります。
ただ、これは足元自噴と言って良いのかな? ちょっと違う気もします。
源泉自体はこの崖の上で沸いているみたいなんですよね。
辺りには何箇所か、温泉が小さな滝のようになって、そのまま沢に捨て去られています。
この湯舟に溜まっているお湯も、上から滴り落ちているお湯の一部だと思われます。

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鳳凰の湯が沢を見下ろすような舞台湯だったのに比べ、こちらは沢と同じ目線の高さで入れる温泉です。
甲乙つける必要は無いけど、個人的には鳳凰の湯の包まれ感や快適さに軍配。
ただ、ここはここで、鳳凰の湯とは違った良さがありますね。
少し浅いので寝湯みたいな感じになりますけど、それもまた一興。
沢の音を聞きながらひと眠りなんてしたら、絶対気持ちが良いに決まっていますけど、本当に寝てしまったらヒグマに襲われそうなのが難点かな?

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せっかく金華湯まで来たのならば、鳳凰の湯と並び、欠かさず入っておきたい名湯です。

で、これもせっかくなのですが、冒頭で語彙力の乏しさに触れましたので、何度も使っているお約束の一言で締め括ります。

素晴らしい温泉でした!

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2023年 9月2日 - 初訪問・日帰り入浴

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