栃木県

広河原の湯 (奥鬼怒温泉)

アルカリ性単純硫黄泉・・・ かな?

栃木県の山の中
野湯
24時間入りたい放題
勿論無料

ある日あるとき、温泉仲間のNさんから「Jakeさん、広河原の湯に行きましょう!」と誘われました。
広河原の湯とは、奥鬼怒の源流付近にある野湯で、車で横付けには出来ず、徒歩で行かなければならない所です。
実は、私は野湯にはさほど興味がありません。
温泉そのものは大好きですので、野湯にハマる人達の気持ちは良く分かります。
でも、山道を歩かなければならなかったり、たどり着いても脱衣所とか無いから面倒臭いし、砂利とかで足の裏が痛くなる所多いし、苔とか泥まみれで清潔とは言い難い所がほとんどですからね。

そんなわけで一瞬渋っていると、Nさんがらしきりにプッシュされ、まぁ、こんな機会でも無ければ一生入らないでしょうし、お誘いに乗る事に。
ちなみに、事前に聞いた話によると結構ハードな道のりになるとの事で、トレッキングシューズ(東京靴流通センターで5000円くらい)と、ストック(Amazonで5000円くらい)を購入し準備を整えました。

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前日に鬼怒川で前泊し、向かったのは川俣温泉の先、女夫渕温泉の少し手前の道路脇です。
ご丁寧にも、車を数台停めて置けるスペースと、「湯沢噴泉塔 歩道入口」と書かれた看板があります。
なぁんだ、歩道があるならば楽だね!? と思いきや、歩道と言っても結構な難路らしく、しかも数箇所土砂崩れがあり、現在は通行止めになっているのだとか・・・

そんなところへ今から行くのですが、普段山歩きなんかしない私が行っても大丈夫だろうか・・・?
(ちなみに、仕事柄毎日かなり歩いているので、平地を歩く分には自信があります)

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AM7:45 – 出発

通行止めの看板を傍で見ながら、中に入ると、意外な程に歩きやすいです。
途中にはコンクリートで舗装された橋なんかもあり、「あれ?意外とチョロイかも?」なんて思ったのもつかの間・・・

あっと言う間に獣道みたいな、足場の悪い斜面の道になりました。
もしも私が一人だったとしたら、この道を見た時点でそのまま引き返しています・・・

AM8:25 – 砂防ダム到着

そんな道を暫く歩いていたら、かなり開けた河原のような所に辿り着きました。

こりゃあ良いや、歩きやすい!
そう思って少し歩くと・・・

またしてもハードな道が待っていました。
なんか、ただでさえ歩道と呼ぶのもはばかられるような難路だと言うのに、数箇所崩落していて慎重にトラバースしながら進む羽目に・・・

ひっくりかえったらあの世行きかも!? って難所も多数。
頼りになるんだかならないんだか分からないトラロープに命を預けて必死に歩いていると・・・

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AM9:45 – 再び河原に到着

ここまで来たらあと少しなのだそうです。

ここからは徒渉(川の中を渡る・歩く事)をしなければならず、足元を濡らしながらザブザブと歩いて行くと・・・

こんな絶景が広がってきます!

更に川を遡っていくと、ぱっと見て分かるような怪しい一角を発見しました。

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AM10:25 – 広河原の湯に到着!

2時間40分かかりました!
健脚な方であれば2時間も掛からないかもしれませんね。

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さて、到着した広河原の湯。
源泉が湧き出ている枡のような構造物があり、素手で触るには熱すぎる熱湯がドボドボと掛け捨てられています。
その正面には岩風呂が組まれていて、窪地にお湯を誘導すればそのまま入れるようになり、このままでも入浴できそうですが、苔とか酷くてちょっと入りたいとは思えない状態。
ふと見ると、先人が置いていったと思われる大判のブルーシートが丁寧に畳まれ置かれていました。
それを拝借し、岩風呂の上に広げる事に。

これまたご丁寧に、先人が置いて行ったと思われる塩ビパイプがありました。
その塩ビパイプで源泉をシートの方に誘導。
源泉だけだと熱すぎて入る事が出来ないため、もう一本の塩ビパイプで沢水を誘導し、加水で温度調整をする事にしました。

昼食を取ったり、周囲を散策したりしながら、待つことおよそ1時間。
少し浅いけど、寝そべれば入れる程度にお湯が溜まりました!

無色透明、はっきりと分かる強めの硫黄臭、肌触りはツルツルする極上のお湯です!
恐らくアルカリ性と思われ、硫黄臭以外の匂いはあまり感じません。

当然なわけですけど、お湯を張ったばかりですので、鮮度は抜群です!!!

何よりも、険しい山道を歩いて辿り着いたお湯ですので、お湯に対する気持ち良さは3倍増しって感じです。
好天にも恵まれ、大自然の中で入る温泉は格別ですね!

このあとまた長い道のりを掛けて帰らなければならないのが残念で仕方がありません。
出来る事であればここでキャンプなどして、一晩中このお湯をじっくりと堪能したいくらいでした。

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最後はブルーシートを元の位置に戻し、現状回復させてから来た道を戻った訳ですが・・・

うん、まぁ、とっても疲れた & 折角温泉に浸かって汗を流したのに、車に戻った時は再び汗だく&体ベタベタで不快指数MAXになっていました。(苦笑)

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冒頭で「野湯にさほど興味が無い」と書きましたが、ここのお湯はそんな私でも野湯に目覚めてしまいそうなほどに素晴らしい所でした!

最後に、お誘い~事前のルート確認や先導などして下さったNさんとご一緒頂きましたHさんにこの場をお借りして改めてお礼申し上げます。
大変貴重な経験が出来ました、ありがとうございました!

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< 追記 >
広河原の湯からもう少し先に行くと、湯沢噴泉塔と言うのがあります。
そこでも野湯をする方がいるそうで、今回の行程でも行こうかって話がありましたが、広河原の湯までの道のりが想像以上に悪く危険も多かったため、今回は断念しました。

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2016年 5月22日 ー 初訪問・日帰り入浴

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