鹿児島県

温泉保健保養館 (川尻温泉) ★4.0

単純温泉
(湯津温泉)32.5度 / ph6.9 / H3.11.19
Na+ = 129.2 / K+ = 17.1 / Mg++ = 4.0 / Ca++ = 19.7
Fe++ = 1.3 / Cl- = 140.2 / SO4– = 106.1 / HCO3- = 82.5
H2SiO3 = 110.6 / CO2 = 17.4 / 成分総計 = 632.7mg

塩化物泉
(恵美寿温泉)
59度 / ph6.8 / H12.10.18
Na+ = 10740 / K+ = 336.7 / NH4+ = 4.1 / Mg++ = 1279
Ca++ = 564.2 / Sr++ = 6.3 / Fe++ = 5 / Mn++ = 4.4
Cl- = 19030 / Br- = 4.8 / SO4– = 2245 / HCO3- = 194.2
H2SiO3 = 584.9 / HBO2 = 23.3 / CO2 = 210.8
成分総計 = 35230mg

鹿児島県指宿市開聞川尻5401
0993-32-5584
男女別内湯 ・ プールなんかもあります
500円
10:00 – 22:00

鹿児島の南端。開門岳をすぐ近くに見る事が出来る海辺の温泉です。
所謂センター系とでも言うのでしょうか。そんなに新しい建物ではありませんが、とても充実した施設で、温泉のほかにプールなども利用出来るようです。
施設目の前には国民宿舎かいもん荘がありますが、残念な事に、つい先日、2007年の6月に閉館してしまったとの事です。
ここのお湯はかいもん荘と同じ物を使用しているとの事でした。

さて、内部。何となく使い込まれたような、古さを感じるものです。
プールを横目に、お風呂は少し奥まった所にありました。
内湯のみで、結構広々としています。入って手前側に、黄土色に濁るお湯が張られた浴槽。
奥にも温泉が使用されている湯船がありますが、こちらは手前の浴槽とは違い、薄く色の着いたお湯が張られています。恐らく、塩化物泉と単純泉のブレンドでしょうか。
循環されており、そこはかとなく塩素臭が漂っていますので、軽く入ってみただけで、あまりじっくりは観察せずに手前側に入りました。

それがこの手前側。熱いです。45~46度くらいあるでしょうか。とても長湯出来る温度ではありません。
黄土色に濁る熱いお湯で、肌触りはベタベタ系の塩化物泉です。
ほんのり金気臭と土類臭、それに加えて臭素臭のようなものが混じっている、物凄く濃いお湯です。恐らく成分表にある恵比寿源泉があまり手の加えられていない状態で注がれているのではないでしょうか。
お湯を口に含むと、強烈に濃い塩分と苦味を感じます。
体がとにかくポカポカと温まり、汗が止まりません。お湯が濃すぎるせいでしょうか、肌がビリビリ刺激を受け、ずっと入り続けているとガサガサになってしまうのではと心配になる程です。
浴室の雰囲気は、あまり私が好みとするものではありませんが、この力強いお湯は結構気に入りました。

全国的に見ても驚きの強烈に濃い食塩泉です。
ただ、濃くて良いお湯ならではのデメリットとでも言うべきでしょうか、汗だくで体がベタベタし、浴後感は御世辞にも良いとは言えません。シメで真湯で体を洗い流す事必須でしょうか・・・
もっと暑い夏場なんかに入ろうものだったら、どうなってしまうのでしょうね。
湯巡りする際は季節を選んだ方が良いような気もする一湯でした。

2007-10/7

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