酸性-塩化物・硝酸塩温泉
(西の河原源泉)
群馬県吾妻郡草津町草津
男女別内湯
無料
24時間 (常識の範囲で)
随分と以前に入浴した事のある凪の湯に再訪してみました。
場所は、湯畑から西の河原へと抜ける、西の河原通りの近くです。すぐ目の前に饅頭を配っている饅頭屋さんがありますが、その饅頭屋の細い路地を歩いた先です。
ちなみにこの饅頭屋、道行く人に饅頭を配りまくっています。中には買っていく人もいるのでしょうが、大半の人は、無料で饅頭を食べて買わずにその場を立ち去ってしまいます。
これで商売になるって事は、饅頭の原価って、私が考えているより物凄く安いのでしょうか?
ちなみに、私もたまにその店で饅頭を頂いておりますが、一度も買った事がありません。
いつも頂いてばかりで・・・ごめんなさい。
さて、久しぶりに訪れる凪の湯。西の河原通りは、観光客が多く行き交う賑やかな通りなのですが、この凪の湯は奥まった所にあるせいか、ひっそりとしています。
この日は電気すら消えていたので、手探りでスイッチを探して中に入りました。
内部は、以前の記憶が定かではありませんが、たぶん昔のままの造りです。
手狭な共同浴場が多い草津の中でも、この凪の湯は一際狭くて、3人以上が同時に利用すると、結構手狭に感じるのではないでしょうか。
木のぬくもりが優しい湯船には、無色透明のお湯が張られていました。
ここの源泉は、西の河原源泉と言う、少し珍しいお湯を引いています。この西の河原源泉に入れる共同浴場は、草津に18箇所ある共同浴場でもここだけです。
湯船に張られたお湯は、しばらくの間誰も入っていなかったのか、50度を軽く上回る激熱です。熱すぎてとても入れませんので、加水をする必要があります。
前回訪れた際も熱すぎて加水しました。
水をドバドバ投入する事数分。体感温度で46度くらいに下がったので、お湯に浸かってみる事にしました。
温度を下げたとはいえ、46度のお湯は結構熱いです。湯船が浅く、少し体を倒したような形で入ります。
加水したとは言え、個性的な草津のお湯の特徴はしっかりと残っています。
臭いはほぼ無臭と言っても過言ありませんが、僅かな硫黄系の臭いと、酸っぱいような臭いがします。
ビリビリと肌を刺すような刺激と、お湯から出た後の全身から油分が抜けてサッパリするような感覚が、芒硝泉の物に似ていて、とても良い感じです。
以前立ち寄った際は、ただ熱いお湯と言う印象しか無かったのですが、凪の湯ってこんなに気持ちよかったかな?
正直、あまり評価していなかった凪の湯でしたが、今回の入浴で大幅に印象が変わってしまいました。
しかも、他に利用者が来る様子がありません。
女湯との声の通りも良いので、壁越しの紅鮭と話をしながら入っていたら、気づいたら40分近くもの時間が過ぎてしまいました。
再訪することで新たな発見があるのだと、改めて気づかされました。
それと同時に、私自身のお湯の好みも、ここ5年で随分変わったなぁと実感出来ました。
凪の湯、今後はちょくちょくとお世話になりそうです。
(2009-8/29)
2009年12月31日-再訪
2009年の最後の立ち寄り湯として選んだのがここ、凪の湯です。
直前に白旗の湯にも入って、相変わらずの大盛況に少しげんなりしたのですが、この凪の湯は年末だと言うのに、誰も入っていません。
湯船のお湯も、50度を軽く越えており、私が来るまで暫くの間、先客すらいなかった様子が伺えます。
私はこの凪の湯が最近とてもお気に入りなのですけどね。こんなに良いお湯なのに・・・
でも、この不人気っぷりも含めて、凪の湯の魅力ですので、大混雑するようになったら足が遠のいてしまうかな。そう考えると、今のままが良いような気もします。
どうでも良い事ですが、ここのお湯はそのままだと熱すぎるので、加水が必要になります。
で、加水をする際、ホースが刺さった蛇口を捻り、水を投入するのですが、このホースが蛇口からすぐに抜けるので困り物です。
その都度、凍てつくような冷たい水が、体に掛かるのです。
ホースが抜けて冷水を浴び、「ウヒャあ!」と叫ぶ私の声を、女湯にいる紅鮭に笑われました。
がてーむ・・・_| ̄|○il||li
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