山梨県

民宿 大和 (石和温泉) ★4.0

アルカリ性単純温泉
(源泉名:新貯湯槽)
43.6度 / ph9.0 / H27.7.17
Li+ = 0.1 / Na+ = 110.4 / K+ = 1.8 / Ca+ = 8.8 / Mn+ = 0.1
F- = 1.3 / Cl- = 106.9 / OH- = 0.2 / SO4– = 57.9
HCO3- = 23.8 / CO3– = 18.3
HAsO2 = 0.4 / H2SiO3- = 59.9 / BO2- = 6.0
成分総計 = 396.2mg

山梨県笛吹市石和町八田490−56
055-262-1400
男女別内湯
800円
立ち寄り時間要確認 (要事前連絡)

石和温泉と言えば山梨を代表する歓楽温泉街で、立派な旅館やホテルが立ち並ぶ一大温泉地です。
ただ、規模が大きすぎるお宿って、源泉掛け流しではなく循環・塩素投入など、お湯の使い方が良く無いところ多いんですよね。
そんな訳で、石和には立ち寄り出来る所は沢山あるものの、なかなか足が向かなかったワタシ。

そんな石和ですが、お湯使いの評判が良いお宿もあります。
そのひとつがここ民宿大和さん。
是非立ち寄ってみたいと思っていた一軒です。

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民宿ですので、いきなりお邪魔しても入れないと思い、まず最初に電話をしてみました。
電話に出たのは女将さん。立ち寄りしたい旨を伝えたところ、掃除でお湯を抜いてしまったとの事です。
日を改め翌日はどうかと聞いてみたら、「大丈夫だけど、お湯溜まっていないと悪いから、来る前に電話ちょうだいね!」と言われました。

そしてその翌日、改めて電話してみたら「あ! 昨日の!? 大丈夫よ~!」との事で、あっさりとOK。
電話先でも元気さが伝わってくる、何とも気さくな女将さんです。

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お宿についたら、女将さん「さっき電話してくれた人ね!?」と、笑顔でお出迎え。
昨日はゴメンね、どこ泊ったの? なんて感じで、自然の流れで会話が始まってしまい、気付いたら10分近く経過。
どちらからともなく話を切り上げ、お風呂に案内して貰いました。
通常であれば男女別ですが、この時は女湯側しかお湯を張っていないとかで、貸切で使って良いよとの事です。

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さて、期待の温泉。
実にこじんまりとした、いかにも民宿のお風呂って感じですね。
手前に洗い場、奥に湯舟がひとつのシンプル設計です。

湯使いは噂通り、絶品でした!
湯口からは新湯がザブザブと注がれ、その注がれた分と同じ量が洗い場に流れ去っています。
分かりやすいまでの源泉掛け流し!

お湯はほぼ無臭ですが、じっくり嗅ぐと僅かに薬味臭のようなものを感じます。
この薬味臭、少しだけクレゾールにも似ているんですよね。
とはいえ、これは塩素臭とも違います。
ここ石和だけでなく、たまに源泉からこの香りがするお湯あるんですよね。

ナンナンダロウ・・・?

肌触りは少しだけツルツル。
お湯の中に細かい気泡が舞っていますが、不思議と肌には付着しません。

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掛け流し量が多いため泉質以上に力強く感じるお湯で、それに加えて浴室内が少し湯気蒸すので、あっと言う間にグッタリ汗だくになってしまいます。
そろそろ出ようかな? なんて思いましたが、きっと女将さんに「もう出たの?」なんて言われちゃいそう。

どうしようかな~? なんて思いながら、そうだトドになろうと思って、洗い場で寝てみました。

湯舟から溢れ出るお湯が背中を暖めてくれて、極楽気分です。
たまに寝っ転がったまま、体中から噴き出した汗を掛け湯で流す。
極上のひと時ですね!

暫く寝っ転がっていると体か冷えてくるので、お湯に入って、また出て寝っ転がり、またお湯に浸かって・・・
そんな事を繰り返していたら、気付いたら結構な時間が過ぎてしまいました。

そろそろ出ないと逆に迷惑だよな~ なんて思いながら、お風呂から上がったのですが、たまにはこんな感じでゆっくり入るのも気持ちが良いですね。

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浴後、再び女将さんとのお話。
不思議と話が尽きず、気付いたら15分くらいかな?
入浴も含めて随分とゆっくりしてしまいました。

帰り際、女将さんに「今度は家族みんなで来てね」と言われました。
是非また来たいですね!
石和は一度桜の時期に来た事があります。
タイミング良ければ花見を兼ねてまた来たいと思います。

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お湯だけでなく、女将さんとの会話でも癒された、思い出深い温泉となりました。

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2024年 10月2日 - 初訪問・日帰り入浴

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