山梨県

道志の湯 (道志温泉) ★3.5

カルシウム・ナトリウム-硫酸塩冷鉱泉
(源泉名:道志の湯 (1号源泉+2号源泉))
17.3度 / pH9.0 / / 動力揚湯 / 2021.12.22
Na+ = 242.8 / K+ = 7.8 / Ca+ = 491.6 / Sr+ = 1.4 / Fe+ = 0.1
OH- = 0.1 / F- = 0.2 / Cl- = 11.2 / HS- = 0.8 / SO4- = 1615.5
HCO3- = 7.5 / 14.7
H2SiO3 = 15.3 / HBO2 = 0.4
成分総計 = 2414mg

山梨県南都留郡道志村池之原7501
0554-52-2384
男女別内湯・露天風呂・
大人 700円、小学生以下 450円、3歳未満 無料
道志村民、忍野村民、横浜市民は大人500円、子供350円
11:00 ~ 19:00 (最終受付18:15)
火曜定休

ライダーの聖地、道志みち。
そんな道志みちから少し入った所にある温泉、その名前も「道志の湯」に行ってきました。
「道志みちにある道志の湯って、そのまんまじゃん!」と言いたくなりますけど、そもそもここは道志村。ま、ほんとそのまんまな名前ですよね。

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余談ですが、道志の湯のすぐ近く、道志みち沿いに日の出屋と言うお宿があります。
ここの温泉にも入りたくて、立ち寄ってみたのですが、誰もいませんでした。
隣にある酒屋さんに聞いてみたら、今は日帰り入浴はやっていないとの事。
う~ん、残念。
調べて見たら、猪料理などが美味しいお宿だそうですね。
今度泊まりで来てみようかな?

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さて、話を戻して道志の湯。
道志みちから1km位走った場所にあります。
道志川の支流沿い、なんとも風情が良い場所にありました。

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山の中の日帰り施設ですが、結構ちゃんとしています。
入浴料は700円。東北辺りで温泉めぐりをしていると700円ってかなり高く感じますが、この辺りだとちょっと安い位の感覚ですね。
道志村民と忍野村民、あと横浜市民は割引料金で入る事が出来ます。
村民と隣村の忍野村はともかく、何故横浜市が!?ってなりましたが、どうやらこの道志川は横浜市の水源らしいです。なるほど納得。

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さて、そのお風呂。
例によって、浴室内は撮影禁止なので、写真で代用。

内湯と露天があります。
まずは内湯。湯舟が2つ。適温とやや熱め。
無色透明のお湯が張られており、加水、加温したうえで循環、塩素消毒もされています。

まぁ、この手の日帰り施設だから、湯使いは期待していませんでした。
お湯からはさほど強くは無いものの、ハッキリと分かる塩素臭がします。
ただ、掲示にある加水理由が「源泉湧出量だけでは足りないため」と書かれているのは好感が持てます。
加水理由と加温理由がどちらも「入浴に適した温度を保つため」となっていて、「加温して温度を上げたいのか、加水して温度下げたいのか、どっちだよ!?」ってなる施設が結構ありますからね。

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続いて露天風呂。湯舟がひとつあります。
こちらに張られたお湯も無色透明で、内湯と同じ、加水加温塩素循環のものです。

ただ、入ってみて最初の印象は、内湯よりも全然良いんですよね!
まず、塩素臭がしません。ほんのりと芒硝系の成分臭がして、肌触りも少しツルツルします。

道志の湯は源泉が2本あるようです。
どちらもほぼ同じような泉質ですし、恐らく混合されているものと思われますが、内湯と露天でお湯が違うのかな???

あと、露天でもうひとつ不思議だったのが、人が入る度にお湯が結構な勢いで溢れるんですよね。
溢れ出たお湯は金網状の排水口に流れ落ちています。
普通に考えて、そのお湯が再利用される事は無いと思いますので、結構な新湯が投入されているっぽいいですね。(浴槽の外に落ちたお湯が再利用されていたとしたら、ちょっとゾッとしますけど・・・)
普通に鮮度の良さすら感じます。

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最後に特筆しておきたいのが、洗い場のお湯です。
軽く体を洗う為に洗い場を利用したのですが、そのお湯から何とも香しい芒硝臭がするんですよね!
露天のお湯も気持ちが良かったですけど、個人的に一番気に入ってしまったのが、このカランのお湯。
頭からかぶると、全身が芒硝臭に包まれたような気分になり、とても幸せな気分になれます。

内湯の塩素臭を嗅いだ時は、短時間で上がってすぐ次に行こうと思っていましたけど、気持ちが良かったので、露天とカランを行き来しながら、普通にゆっくりと湯浴みを楽しみました。

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浴後、喉が渇いたので、受付にあった水を購入。
道志の清流水だそうです。120円也。
喉が渇いていた事もあって、とても美味しい!

水を購入する際、受付にいたオバチャンに「洗い場の水も温泉ですか?」と聞いてみたところ、違うとの返答。
えっ!? そんなバカな!?
あれだけプンプンに漂っていた芒硝臭が、私の勘違いだなんて、ちょっと信じられません。

館内には「道志の湯 水質バイオマス装置」なる説明が掲げられていました。
うん、なんだか良く分からない。
でも、よく分からないなりにですが、これを見る限りだと、温浴施設の中にある浴槽の大小や露天風呂に並んで、給湯ってのがあります。これ、洗い場の事じゃないのかな?
もしそうだとしたら、同じお湯が引かれているように見えるんだけどなぁ~
違うと言うならこの給湯ってどこで使うお湯なのよって話ですし、洗い場のお湯だけ別の装置で沸かしているとか、そんな非効率な事しないだろうし・・・

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ま、私の思い過ごしだったとしても、洗い場のお湯がとても気持ち良かった事は間違いないです。

もしこの記事を見て道志の湯へ行かれる事があったら、是非ともカランのお湯を頭からかぶってみて下さい。
きっと幸せになれると思いますよ!

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2023年 6月24日 - 初訪問・日帰り入浴

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