アルカリ性単純硫黄冷鉱泉
(源泉名:宮之浦1号) 18.3度 / ph9.6 / H30.38
Na+ = 40.1 / K+ = 0.6 / Ca+ = 1.7
F- = 20 / Cl- = 6.9 / OH- = 0.7 / HS- = 3.6
S2O3- = 0.6 / SO4- = 12.3 / HCO3- = 3.1
CO3- = 33.1 / BO- = 0.8
成分総計 = 169.3mg
鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦2077-11
0997-42-0305
貸切内湯 × 2
大人500円、子供200円 / 入浴時間は40分まで
12:00 ~ 20:00(定休日:月曜日)
人生初の離島、屋久島で最後に入った温泉がこちら、ゆのこの湯です。
宮之浦漁港から車で10分位の場所にある温泉で、完全予約制の貸切風呂。その為もあってか、平内海中温泉をはじめとする他の温泉に比べると、あまり注目を浴びる事無い温泉です。
勿論、しっかりと予約を入れてからお邪魔しました!
他所の温泉は県道などを走っていても分かりやすく看板が出ているので、迷う事はありませんが、ここは県道からも外れた所にあり、全然目立ちません。
ナビ頼りに走ってたどり着いたのは、屋久島総合自然公園と言う所。
ゆのこの湯はその公園の入り口みたいな場所にありました。
営業開始の12時よりも10分程早く到着しましたが、快く入れて貰えました。
貸切風呂が2箇所あるだけの、とてもシンプルな温泉です。
浴室にはタイル張りの湯舟と、釜風呂?が並んでいます。
2箇所ある貸切風呂の天井が繋がっていました。もしかしたら以前は男女別の内湯として利用されていたのかもしれませんね。
まずはタイル張りの湯舟。
源泉温度が低いので加温はされていますが、見た限りでは循環口など無く、加温掛け流しと思われます。
無色透明、肌触りなどにこれといった特徴は無く、正直な感想として、あまり温泉っぽさを感じないお湯です。
硫黄成分1mg以上含まれるため、温泉法上で硫黄冷鉱泉と言う扱いになっているようですが、これといって硫黄の臭いはしません。それどころか、残念ながらハッキリと分かる塩素臭がします。
隣にある釜風呂に張られているお湯もタイル湯舟のものと同じです。
循環口などは無いので掛け流しには違いないのですが、バッチリ塩素臭がします。
後で調べてみたら、この湯舟は釜炊きの五右衛門風呂なのだそうですが、少なくとも私が入った時は湯口から加温されているお湯が注がれているだけで、下から熱せられているような感じはありません。
タイル風呂と釜風呂、どちらかの湯口の湯量を増すともう片方の湯量が減るので、源泉は同じみたいですね。
どちらに入るかはお好みでって感じなのでしょうか・・・?
嬉しかったのは、脱衣所の隣にある休憩所。ソファがあるだけのシンプルな小部屋ですが、クーラーが効いていて、浴後の汗があっという間に引いて助かりました。
屋久島の温泉で立ち寄り入浴出来る貸切風呂は唯一ここだけなので、登山帰りの家族で利用するなどには良さそうですね。
屋久島には立ち寄り入浴出来る温泉が少ないので、全部コンプリートしたい温泉マニアであれば是非とも入っておきたい一湯です。
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2022年 8月17日 - 初訪問・日帰り入浴
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