鹿児島県

JRホテル屋久島 (屋久島温泉) ☆3.5

アルカリ性単純温泉
(源泉名:尾之間8号)
34.8度 / ph9.7 / H27.6.17
Na+ = 95.1 / K+ = 3.9 / Ca+ = 0.8 / NH+ = 0.4
F- = 1.6 / Cl- = 34.4 / OH- = 0.9 / HS- = 1.1
S2O3- = 0.2 / SO4- = 0.7 / HPO4- = 0.2 / HCO3- = 91.6
CO3- = 54.1 / HSiO3- = 33.3 / BO- = 2.4
成分総計 = 320.8mg

鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間136−2
0997-47-2011
男女別内湯・露天風呂
大人 1400円、子供7~13歳 700円(貸しタオル付き)
幼児7歳未満 無料
15:00 ~ 19:00

最近、いきなり余談から入る事が多いような気がする今日この頃。
ま、良いんです、どうせ誰も見ていないチラシの裏みたいな日記ですから・・・

と言う訳で、いきなり余談から入りますが、屋久島でもちゃんと観光はしています。
屋久島と言えば、屋久杉は欠かせませんよね!?
と言うことで、尾之間温泉に入った後は屋久杉自然館 → 川上杉 → 紀元杉 → ヤクスギランドと、屋久杉をたっぷり堪能しました。

なんだかテーマパークみたいな響きのヤクスギランドですが、要は有料のトレッキングコースです。
ある程度整備されているので、危険が少なく、屋久島の自然を身近に楽しむ事が出来ます。
コースは30分、50分、80分、150分、210分と5つのコースがあり、体力などに合わせて選べます。我が家の選択は子供がどうしてもと言うので80分コースです。本当は50分コースで済ませるつもりだったんですけどね・・・

80分と言うのはあくまで目安です。
50分コースまでは遊歩道がしっかりと整備されていますが、80分コースは途中から足場の悪い山道になります。
そんな所を、大人が注意しながら子供のペースで歩くと、結構時間が掛かります。
途中で休憩を挟んだりしていたら、120分の時間を要しました。

ま、それはそれで、長い間楽しむ事が出来たのでヨシです。

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で、屋久杉を堪能して、いい汗を掻いたら、やっぱり温泉ですよね!?

と言う事で、ヤクスギランドを後にして向かったのはこちら、JRホテル屋久島です。
ヤクスギランドからだと車でおよそ45分。尾之間温泉のすぐ近くにあります。
尾之間温泉 → ヤクスギランドなどに立ち寄り → ほぼ尾之間温泉まで戻ると言う、実に非効率的なルートですが、まぁ、ドライブも観光のうちって事で・・・

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辿り着いたJRホテルですが、海沿いの高台にある、なかなか立派なホテルです。
正八面体かと思いきや、上空写真で見ると正九面体なんですよね。ま、どっちでも良いんですけど・・・

とても立派なホテルで、ロビーがチャペルのようになっています。
思わず口をあんぐりと開けて見上げてしまいました。

立派なホテルですが、立ち寄り入浴も積極的に受け入れてくれています。
入浴料金は大人1400円。貸しタオルとして、ミニタオルとバスタオルがついてきますが、なかなか強気の金額設定です。

お風呂は残念ながら撮影禁止。

ホテルの規模からしたら相応って感じの広さで、内湯と露天がありました。
1400円もの入浴代を取るだけあって、とても綺麗で清潔。
洗い場もあり、シャンプーやボディーソープなども備え付けられています。しっかりとパーテーションで仕切られていましたので、飛沫などが浴室に飛び込む心配が無く、とても衛生的です。

肝心のお湯はと言うと、無色透明でパッと見た限りでは特徴が無さそうなお湯です。
源泉温度が少し低いので加温されており、塩素消毒のうえで循環もされている様子。
加水こそされていないものの、ひとことで言うとイマイチな湯使いです。
尾之間8号源泉との事ですが、尾之間3号源泉の足元自噴を堪能出来る尾之間温泉と比べると雲泥の差があります。

ただ、じゃあ駄目だったかと言うと、私は意外な程に気に入りました!

まず、塩素消毒しているようですが、塩素臭はありません。それどころか、硫黄臭を痕跡程度に感じる温泉臭があります。
そして、何よりも驚いたのは、ニュルニュルする肌触りの強さです。ニュルニュル感だけで言えば、直前に入った尾之間温泉よりも遥かに強いです。
特に露天風呂のニュルニュルが強く、石鹸で洗った後にもう一度入ったのですが、「あれ? 泡を洗い流すの忘れたかも!?」と、本気で心配してしまう程でした。

屋久島に来てからの温泉は、遮る日差しが無い中での灼熱だったり、鮮度抜群だけどかなり熱めのお湯だったりと、一癖あるような所ばかりだった気がします。
でも、ここはホテルの温泉と言うだけあって、適温だし清潔だし、実に快適。普通にお風呂として考えた時はピカイチです。
この日は食事をして帰るだけ。宿のお風呂(非温泉)にも入る予定をしていなかったので、何度も出入りをしながら、一日の疲れをゆっくりと癒しました。

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湯使いとか鮮度の良さとか、風情などを考えたら、すぐ近くにある尾之間温泉に遠く及びません。
ただ、ニュルニュル感はとても素晴らしく、ただでさえ立ち寄りが出来る温泉が少ない屋久島、ここはここで訪れる価値が十分にある素晴らしい一湯だと思いました。

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2022年 8月16日 - 初訪問・日帰り入浴

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