単純温泉?
鹿児島県霧島市牧園町万膳
男女別内湯
100円
13:00 – 21:30
霧島温泉から程近くにある温泉です。具体的な場所は良く分からぬまま、ナビでこの辺りとアタリをつけて走っていたら、意外とすんなり見つかりました。
しっかりと看板が出ており、同じ敷地内には食事処があります。しっかり駐車場があるので使い勝手良く、地元の人たちを中心に多くの人が来ているようです。
建物はまるで共同浴場のようです。玄関先に自動券売機があり、ここで入浴料を支払って中に入ります。紅鮭と一緒に、2人分のお金を入れて、券を2枚発行しようとしたところ、1枚しか出てきません。
慌ててどうしようかと思っていたら、ちょうど入って来る地元の方を発見。
事情を説明すると、「あぁ、最近良くあるんだよ。払ったのならば良いんじゃない?」と言われました。ビックリしました・・・
さて、その内部。入浴料が100円なだけあって、実にシンプル。脱衣所と内湯があるだけです。
内湯は左手側に湯船、右手側が洗い場と言う、とてもシンプルな物です。既に地元の方々が先客として大勢入っていました。
湯船は手前と奥の2槽に別れています。湯口は奥の方にあり、奥が適温、手前が温めに調整されていました。
手前側には先客のオジサンが4人ほど、声を張り上げてお話中でしたので、奥へ。
お湯は無色透明、ほぼ無臭。僅かに温泉臭がします。奥の湯口側のお湯は、適温と言っても、ずっと入り続けられる程に温めです。
トロトロする肌触り柔らかいお湯で、これといって大きな特徴はありませんが、毎日入っていても気持ちが良さそうです。
1分以上じっとしていると、ごく微量ですが、体毛に泡が付きます。
しっかり掛け流しになっていますが、鮮度はまずまずと言ったところでしょうか。
それほど広くない浴室内には、私を含めて6人もいます。
利用者が多いので、お湯も少し草臥れている気がします。
浴室内は湯気で篭り、シャンプーなどする人もいるので、それらの臭いも充満しています。
まぁ、夕方の忙しい時間に訪れたので、これは致し方ないかな。開湯直後であれば、お湯に対する印象もまた変わったかもしれません。
ただ、鹿児島弁で喋る人たちの中でお湯に浸かっていると、地元の方々の生活を垣間見れたような気がして、悪くはありません。
東京から失われてしまった、地元の社交場が、ココには残っている。
そう思えて、多少の混雑やお湯の劣化も、その土地の風情として楽しむ事が出来ました。
2008-12/23
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