鹿児島県

鹿児島の奥々八九郎温泉 (?温泉)

炭酸水素塩泉?

鹿児島県某所

温泉仲間のOさんとKさんに教えて貰った野湯です。
ちなみに、当HPでは何度となく書いていますが、私は野湯が少し苦手なのです。
大自然の中で満喫できるお湯は素晴らしいですし、嫌いとまでは言わないですが、脱衣所とかが無いので脱ぎ着するのが面倒なんですよね。砂利で足の裏とか痛くなりますし。
それに、必ずしも清潔な所ばかりでは無いですからね。
そんな訳で野湯は敬遠気味なのですが、Oさん曰く、ここは「鹿児島にある奥々八九郎」だとの事。
奥々八九郎は天然ジャグジーが素晴らしく、野湯だとしても是非再訪したい極上の一湯です。
そう言われたら入ってみたくなるって事で、早速行ってみました。

で、教わった場所に到着。
なお、当HPでは具体的な場所の公表は差し控え、名前も鹿児島にある奥々八九郎として紹介しますが、一部では「竹林の湯」として知られている所です。
国道沿いに入口と分かるような門?があり、そこから遊歩道を歩いた先にあります。

竹林の湯と呼ばれる所以は、竹林を歩いた先にある野湯だからみたいですね。
竹に囲まれた遊歩道はとても気持ちが良い!
国道から降りていくアプローチですが、傾斜は緩やかでとても歩きやすいです。

足場も悪くないので、気を付けてさえいれば山登りの装備などは必要なく、普段着でも大丈夫です。
我が家の5歳児でも余裕です。

国道の入り口から子供の足で歩いて、およそ10分程度で目的の温泉が見えてきました。
奥々八九郎とはよく言ったもので、ボコボコと源泉が噴き出していて、その周囲は赤茶色に染まっています。

ただ、奥々八九郎は源泉が湧き出る直上で入浴出来るのですが、ここのお湯は60度近くあると思われ、とても入れる温度ではありません。

湧き出るお湯はそのまま崖沿いに流され、少し先の川沿いに湯舟がありました。

湧出箇所では素手で触る事が出来ない程の高温のお湯は、崖を下る途中で冷まされる仕組み。
なんとも原始的な、天然の湯冷ましです。
湯舟は上下2段あります。
季節や天候で温度は左右されると思いますが、私が訪れたこの日は上段が適温の41度。
下段は上段からのオーバーフローが注がれており、温めの39度でした。

まさかこんな都合の良い湯舟が自然に形成されるとは思えないので、人の手によって造られたものと思われます。
目の前が川と言うロケーションは素晴らしいの一言!

入浴前は湯底が透けて見える程の笹濁りのお湯でしたが、お湯に浸かると湯底に沈殿した湯花が舞いあがり、あっという間にオレンジ色の濁り湯になります。
湯花だけでなく、砂や埃なども混じっていて、少しだけジャリジャリしますが、不潔な感じはしません。

金気臭と土類臭に加えて、僅かに炭酸臭も感じます。
温めの方に浸かっていると、時間を忘れてしまいそうになります。
夏場であれば、そのまま川には飛び込んで火照った体を冷ます事も出来そうです。

極上のお湯と最高のロケーションで、大自然を我が家だけで独り占め!
野湯が苦手な私で、一度入ったらもう良いやって感じになりがちな私ですが、この温泉は別格です。何度でも再訪したいと思える素晴らしさ!
あまり長居はしませんでしたが、至福のひと時を過ごす事が出来ました!

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2022年 1月5日 ー 初訪問・日帰り入浴

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