きんこんかん （日平温泉） ★4.5

単純温泉
57度 / ph6.96 / 毎分70L / H5.6.30
Na+ = 57.7 / K+ = 5.8 / Ca+ = 10.5 / Mg+ = 0.8 / Fe+ = 0.1
F- = 1.5 / Cl- = 28.6 / HS- = 0.7 / SO4- = 38.2 / HCO3- = 103.8
H2SiO3 = 66.6 / HBO3 = 2.1 / CO2 = 35.2 / H2S = 0.9
成分総計 = 352.5mg

熊本県阿蘇郡小国町北里1435-3
0967-46-5678
貸切露天風呂 × 2箇所
大人 500円、子供 300円
10:00 ～ 17:00

山川温泉「山林閣」のすぐ近くにある温泉宿です。
その名も、きんこんかん！

なんか可愛らしい名前です。

ちなみに、前日立ち寄った山川温泉共同浴場と山林閣の間にあり、どっぷり山川温泉の中なのでここも山川温泉の一部だろうと思ったのですが、看板には日平温泉と書かれています。
山川温泉ちゃうんか～い！と思いつつ、お宿のこだわりもありそうなので、当ホームページでは日平温泉として紹介します。

さて、ナビ通りに走ってきんこんかんの駐車場に到着。
どうやらここで間違いは無さそうですが、温泉らしき建物がありません。
ふと見ると「御用のお客様は」と書かれた看板に電話番号がありましたので、電話をして立ち寄り入浴をお願いしてみたところ、「自販機の隣にある大人の階段を降りて来て下さい」と言われました。

ん？大人の階段？なんだソリャ？と思ったら、確かにありました、大人の階段。
かなり急な階段で子供だとちょっと危ないかも？
なるほど、確かに大人の階段です。

階段を降りたら女将さんが待っていました。
お風呂は岩露天と竹露天の2箇所があり、どちらも貸切だとの事です。
どちらでも良いですよと伝えたら、じゃあ見晴らしの良い方に案内しますねと、岩露天の方に案内してくれました。

案内されたのは小さな湯小屋です。
入ってすぐの所に脱衣所があり、隔てる壁無しに湯舟があります。
屋根が掛かっているので半露天と言う感じですが、目の前に川と滝を見下ろす事が出来て、なるほど良い眺めですね。

お～！って思って早速利用しようとしたら、女将さんが「あらやだ人がいる」「お～い！今からお客さんお風呂入るよ！そこどいて～！作業は下の方からおねが～い！」と叫びました。
よく見ると対岸に作業員らしき人が２人、仕事の邪魔してスミマセン・・・
対岸越しに「ハ～イ！」と言いながら、ほどなくしていなくなりましたけど、何とも長閑な光景です。

さて肝心のお湯ですが、うっすら青味がかって見えるもので、透明。
ハッキリと分かる強めの硫黄臭があり、入っていてとても気持ちが良いお湯です。
前日に入った山川温泉共同浴場の特徴と非常によく似ています。

湯口はパイプ状で少し無骨なものです。
一本は素手で触るとかなり熱めのもの、もう一本は冷たかったので、恐らく水でしょうね。
源泉温度が高い為に加水されているようです。
それとは別に打たせ湯でしょうか、高い所から注がれているお湯が一本ありました。
普通であれば熱い源泉？の方がお湯が濃く感じる筈ですが、何故かこの打たせ湯のお湯がとても濃く感じるんですよね。
口に含むと結構苦めで、口の中一杯に硫黄臭が広がります。

よく見ると湯底には湯花が沈殿しており、撹拌すると粉雪のようにパッと舞い上がります。
湯花の比重が重たいようで、湯底に沈殿した湯花に文字が書けるほどです。
おもわず温泉仲間の名前を書いてみたりして。
ちなみに後で酷い煽りだと怒られた、ゴメンナサイ・・・（・∀・）