単純温泉
(源泉名:H2泉源、組合泉源、河川泉源及び国有泉源の混合)
70.2度 / ph7.4 / H27.7.9
Na+ = 214 / K+ = 9.0 / Mg+ = 0.5 / Ca+ = 67.6 / Fe+ = 0.1
F- = 2.8 / Cl- = 210.5 / HCO3- = 56.5 / SO4- = 284.5
CO3- = 0.1 / HPO4- = 0.7 / Br- = 0.4 / I- = 0.2
H2SiO3 = 121.3 / HBO3 = 20.3 / HAsO2 = 1.2 / CO2 = 59.4
成分総計 = 1049mg
北海道有珠郡壮瞥町字蟠溪8-10
0142-65-2225
男女別内湯・露天風呂
大人 500円、小人 350円
11:00 ~ 20:00(最終受付)
洞爺湖から離れ、国道453号線を走った先の山間にある温泉地、蟠渓温泉。
昔はどうだったかは知りませんが、今はここともう一軒、蟠岳荘があるだけの小さな温泉地です。
蟠岳荘は国道453号線沿いの目立つ所にありますが、今回お邪魔したこちら湯人家は国道から少し入った静かな所にありました。
個人的な話ですが、今回の北海道湯めぐりで宿泊地の候補としても考えていたお宿ですので、是非とも入っておきたかったお宿でもあります。
なお、湯人家と書いて「ゆのとや」と読むそうです。
名前の由来はアイヌ語、、、 では無いと思います、たぶん。
未確認につき、気になる人はお宿の人に聞いてみて下さい。
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直前に入った蟠岳荘が個人宅のような小さなお宿だったのに対し、こちら湯人荘は少しだけ立派です。
入ってすぐの所にはお土産コーナーなんかもありました。
蟠渓温泉には土産物店どころか商店すら無いので、ちょっとだけ有難いですね。。。 何も買わなかったですけど、ゴメンナサイ。
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お風呂は男女別で、内湯と露天があります。
まずは内湯。
入って左手側に洗い場が並び、右側に湯舟が2個。
手前が42度適温、奥が40度温めです。
お湯は無色透明。湯底の青いタイルが清澄さをより引き立てているのだと思いますが、とてもクリアに見えます。
お湯からは僅かに芒硝臭と、硫黄臭にも少し似た成分臭を感じます。
直前に入った蟠岳荘に比べるとこちらの方が鮮度良く感じます。
大きな窓ガラス越しの緑ですが、綺麗に手入れされています。
お宿のエントランスでも感じましたが、鄙びた温泉にありがちな「雑」さが無くて、ちゃんとしているなぁって感じがします。
私の場合、極端に不潔とかで無ければ雑さも含めて楽しめてしまうので、宿主の私生活が垣間見えるような物がゴチャゴチャと転がっている宿なんかも好きですけどね。
ちゃんとした所も勿論好きです。(・・・つまり何でも良いって事かな!?)
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続いて露天風呂。
小さな湯舟がひとつあるだけです。
一応屋外ですが、しっかりと屋根が掛かっている上に、割と背の高い目隠しがされているので、開放感や眺望はありません。
長流川が目の前に流れる雄大な景色! なんてのがあれば良かったのですが、ちょっと残念。
ついでに書くと、衝立越しに見ても長流川は見えません。
折角のロケーションなのになぁと思いますが、こんな感じの作りでないと冬場とか雪が入ってきて大変なのかな?
お湯は内湯と同じく無色透明ですが、温度は39度程で、かなり温めです。
湯口からは熱めのお湯が静かに注がれていて、しっかりと掛け流し。
湯使いの詳細は分かりませんが、源泉温度が高いために加水はされていると思われます。
鮮度とかの話をするならば、断然内湯に軍配。
でも少し湯気で籠りがちな内湯と違い、露天はカラっとした外気が気持ち良く、何だかんだで露天で過ごす時間の方が長かったです。
「あぁ、早く次の所に行かなければ、他にも色々と行きたいのに、時間が足りなくなっちゃう・・・」
そんな事を考えながら、結構ゆっくりとしてしまいました。
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思わぬ長風呂をした後に嬉しかったのが、脱衣所の入口付近にある「還元水」なるお水です。
喉が渇いていたので思わず沢山飲んでしまいました。
日帰り入浴にも力を入れているようで、休憩室があるのも好印象です。
私は先を急ぐ身ゆえ、利用せずに帰りましたが、ゆっくりと休みたい人には嬉しいですね。
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2023年 9月4日 - 初訪問・日帰り入浴
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