鹿児島県

楠川温泉 (楠川温泉) ☆4.0

アルカリ性単純硫黄温泉
26.2度 / ph11.1 / 湧出量測定不能 / 自噴 / H31.2.12
Na+ = 37.7 / K+ = 0.3 / Ca+ = 1.1
Cl- = 6.4 / F- = 1.2 / OH- = 21.4 / HS- = 2.2 / S2O3- = 0.2
HCO3– = 22 / SO4- = 14.4 / CO3- = 36.6 / HSiO3- = 49.1
成分総計 = 192.6mg

鹿児島県熊毛郡屋久島町楠川364-5
0997-42-1173
男女別内湯
9:00 ~ 20:00
大人300円 小人150円

2022年夏、コロナ禍ですが、紅鮭の実家がある鹿児島に帰省する事にしました。

で、鹿児島に帰省する度に「鹿児島に帰って何する?」って、毎回話題にあがります。
大抵は実家から車で行ける範囲の熊本に行ったり長崎に行ったりなのですが、紅鮭がふと、「一度くらいは屋久島に行ってみない?」と言い出しました。
私からしたら、「えっ? 屋久島!? 離島になんて行っても良いの!?」です。
離島にも温泉がある事は、勿論知っていましたけど、離島って行くの大変ですからね。
天候が悪いとフェリーが欠航して帰って来れなくなるなんて話も聞きます。
そんなわけで、一生行く機会なんか無いだろうと諦めていました。

行くと決めたからには、当然色々と調べます!
この順序で行けば、温泉も入れるし、子供達も遊べる! と言う、(たぶん)完璧なプランを作成したのは言うまでもありません。

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屋久島へ旅立つ当日。
紅鮭実家 → 鹿児島港までは、義理の父に車で送って貰いました。
8時30分発のフェリー屋久島2に乗船。片道で大人5600円、屋久島まではおよそ4時間の船旅です。
鹿児島から屋久島へは、これとは別に2時間で到着する高速船もありますが、運賃が倍以上するので断念。まぁ、ゆっくりと船に揺られるのも旅の楽しさって奴です。

フェリーが宮之浦港に到着してからはレンタカーに乗り換えです。
自分の車をフェリーに積む事も出来ますが、それをすると高くつくので、ここは節約・・・

車に乗り換えてまず最初に向かったのは、宮之浦港から10分程度の場所にある楠川温泉です。

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ちなみに屋久島ですが、標高1936メートルの宮之浦岳を筆頭に、山だらけで平地がほとんど無い島です。
その山をぐるっと周回する県道があり、あとは細かく脇道があるだけ。
県道を走っていると、程なくして楠川温泉の入り口を示す看板が出てきました。
屋久島にとって、温泉も立派な観光資源なのでしょうね。この楠川温泉に限らず、島内の温泉は県道からも分かるように看板がしっかり取り付けられており、迷わず辿り着くことが出来ます。

そんなわけで、人生初の離島、屋久島での第一湯となる楠川温泉。
とても素朴で鄙びた共同浴場のような外観です。
駐車場がありますが1台も停まっていません。
てっきり料金箱かと思いきや、ちゃんと管理人さんがいました。

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お風呂は男女別で、内湯のみ。
湯舟は浴室の一番奥にあります。
冷鉱泉を沸かしているそうで、お湯の温度を保つために蓋が掛けられていました。

妙に細長い湯舟に張られているお湯は、無色透明。僅かに甘い硫黄臭があり、かなりツルツルするお湯です。
循環はされておらず、加温掛け流しと言う湯使い。
成分表を見る限りでは塩素消毒がされているようですが、塩素臭は一切しません。

湯口は2つあり、ひとつは加温湯、もうひとつは非加熱の源泉が出る仕組み。
源泉を出してみたところ、結構強めな硫黄臭とツルツル感がありました。

ちなみに、カランから出る水は恐らく温泉では無い模様。
硫黄臭やツルツル感はありませんでした。

浴後、車に乗り込もうとすると、さっきまで1台もいなかったのに、私の車含めて3台。
そしていままさに、4台目が入ってきました。
何気なくナンバーを確認すると、全部「わ」ナンバーのレンタカーなんですよね。

まぁ、私もその中のひとりですけど、鄙びた共同浴場みたいな温泉に地元の人ではなく観光客ばかり来るってのも、なんだか不思議な光景ですね。

色んなひとに愛される、素朴な一湯でした。

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2022年 8月15日 - 初訪問・日帰り入浴

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