栃木県

勝風館 (板室温泉) ★3.5

アルカリ性単純温泉
(源泉名:塩沢温泉組合源泉(板室4))
34.9 / pH9.6 / H7.2.10
Na+ = 158 / K+ = 0.9 / Ca++ = 65.9 / Mg+ = 0.6
Cl- = 26.9 / F- = 1.0 / HCO3- = 3.9 / CO3- = 8.9
SO4- = 432.5 / BO2- = 1.7 / OH- = 0.7
0H2SiO3 = 36.5
成分総計 = 738mg

栃木県那須塩原市板室1136
0287-69-0224
男女別内湯
湯めぐりチケット使用
12:00 ~ 20:00

以前から何となく気になっていた板室温泉。
すぐ近くに濃厚な硫黄泉が楽しめる那須湯本、少し足を伸ばせば泉質の宝庫である塩原温泉があります。単純温泉と聞いており、なかなか足が向かなかったんですよね。
今回、前日に宿泊した「ウェルネスの森 那須」で貰った湯めぐりチケットを使って立ち寄ってみる事にしました。

板室温泉は那須に行くときによく利用する県道30号線から板室街道を走った先にあります。
何だかだんだん寂れてきたなぁ~ と思うと、突然少しだけ拓けた感じの温泉街が出てくるのが印象的。
今回入浴させて頂いたのは、そんな温泉街の一角にある勝風館さんです。「しょうふうかん」と読むそうです。

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お風呂は男女別の内湯のみです。
浴室に向かう途中、真っ先に目に飛び込んできたのは浴室の場所を知らせる看板です。
「女 浴室 男」と書かれていいて、これはまぁ、珍しくも無いんですけどね。その下段に「融合風呂・超音波風呂」と書かれています。

なんだかとてもアヤシイです。

超音波風呂ならば長野にある戸倉温泉に万葉超音波温泉って言うのがあって、その正体はどうもジャグジーみたいなんですよね。ここも超音波=ジャグジーの事なのでしょうか?
でも、融合風呂ってナニ!?
融合と聞いて真っ先に連想するのが核融合なのですが、危ない温泉じゃないよね!?

さて、その謎を秘めた融合風呂・超音波風呂です。
ぱっと見たところ危険は無さそう。

浴槽は手前と奥に分かれていて、無色透明のお湯が張られています。
湯口からは絶えず新湯が注がれているのですが、その注ぎ方が静かだからでしょうか、お湯の表面はまるで鏡張りのようです。

源泉温度は約35度なので、そのままだと少しぬるいため、加温されて注がれているようです。循環がされている様子はなく、どうやら掛け流しみたいです。
湯口に鼻先を近づけて臭いを嗅いでみましたが、特別なにも臭いません。

澄んでいて綺麗な見た目がそう思わせるのでしょうか、鮮度はとても良く感じます。
柔らかくてツルツルするお湯で、体がお湯に自然と馴染むような感覚があります。
普段の生活であまり使わない融合と言う言葉は「溶けてあってひとつになる」と言う意味だそうですが、体がお湯に溶けて一つになるような気持ち良さがあるから融合風呂なのかな?

特徴が無いようであるような、でもやっぱり何の特徴も無いような、何とも説明に難しいお湯です。
一言で言うと、優しいお湯なんですよね。
このお湯、結構好きだなぁ。

周辺にある温泉がどれも個性的なので、どうしても霞んで見えてしまっていた板室温泉。
機会を見つけて他の宿にも立ち寄って、お湯をじっくり観察してみたいと思いました。

・・・あ、融合風呂の正体を聞くの忘れてしまいました。
次に訪れる時は宿の人に質問しなければですね!

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2012年 3月11日 ー 初訪問・日帰り入浴

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