鹿児島県

新湯温泉 (吹上温泉) ★4.5

単純硫黄泉?
Na+ = 89.22 / Mg++ = 2.316 / Ca++ = 5.432
Cl- = 32.63 / SO4– = 23.29 / HCO3- 81.46
H2SiO3 = 55.14 / H2S = 0.259 / 総計 = 355.7mg
(分析日 昭和43年8月30日)

鹿児島県日置市吹上町湯之浦1194
099-296-2250
男女別内湯
300円
6:30 – 22:00

吹上温泉街の一角にある、「新湯温泉」です。
宿泊も出来る旅館のようですが、日帰りにも積極的なようで、浴場内部には受付(番台?)もあり、まるで銭湯のような造りをしていました。

お風呂は男女別で、それぞれ内湯のみです。
浴室内には温泉浴槽がふたつ、熱めと温めのものがあり、温泉以外では、水風呂と、サウナがありました。
広々とした浴室で、多少の古さは否めませんが、なかなか使い勝手はよさそうです。

お湯はほんのり緑がかった透明なもので、黒い湯花が沢山舞っています。
浴感は、肌触りがツルツルして心地よく、硫黄臭も結構強いです。
湯口からは熱めのお湯が注がれていました。
口に含んだところ、とても苦い硫黄味がします。
湯船が大きいせいもあり、お湯の鮮度はまずまずと言ったところです。

この新湯温泉で気に入ったのが、この水風呂。
ただの水風呂で、温泉では無いはずなのですが・・・
何故か、薄茶色に濁っています。
お湯(水?)からは土臭い臭いがし、蛇口から注がれる水を口に含んでみたところ、泥臭いような味がしました。

水風呂なので当然冷たいのですが、これがあると無いとでは大違いなのです。
硫黄臭プンプンの気持ちが良いお湯に浸かり、疲れたら水風呂で体を冷やして体力を回復させる。
温泉で体が茹ったら瞬間冷却できるので、疲れ知らずで温泉に浸かり続ける事が出来るのです。
温泉と水風呂を行ったり来たりしながら、温泉のお湯を存分に楽しむことが出来ました。

湯上り、番台にいたオバチャンに「水風呂で使用されているのは、別源泉ですか?」「濁っていたのですが、温泉成分が含まれているのですか?」などとと聞いてみたのですが、私の質問の意味が分からなかったのか、首を傾げておられました。
結局、真相のほどは良く分からず・・・

温泉浴槽に張られている成分表も非常に古いもので、温泉のお湯が共有源泉なのか、自家源泉なのか、それもイマイチ分かりません。
(他所のページなどでは自家源泉と紹介されている事が多いです)

ともあれ、濃い硫黄泉と水風呂のコンビネーションで、ここはとっても気に入りました。
是非とも再訪し、水風呂のなぞと、ちゃんとした成分表をゲットしたいものです。(笑)
吹上温泉で湯巡りの際は是非とも立ち寄ってみていただきたい一湯です。

2006-10/5

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