単純硫黄冷鉱泉
10.3度 / ph6.9 / S59.8.3
Na+ = 65.3 / Ca++ = 75.8 / Mg++ = 8.66 / K+ = 6.4
Cl- = 125.5 / SO4– = 104.4 / HCO3- = 118.5
HS- = 1.57 / H2SiO3 = 84.4 / H2S = 2.24 / CO2 = 17.6
成分総計 = 610.9mg
長野県飯山市旭堰口
男女別内湯
200円
11:00-21:00
友人の案内でたどり着くことが出来た一湯です。
国道から逸れ、車通りが少ない山道を走る事10分程度。目指す不動の湯は通りのドン詰まりのような所にありました。
村で共同管理されている温泉のようで、立ち寄る旅行者は少なそうな印象です。
正直、まったくのノーチェックで、こんな所があったのかと、驚いてしまいました。
建物は手作り感溢れる、とても素朴なものです。
簡易休憩所などもあり、地元の方がしっかり手入れしているのだなぁと言う印象。
源泉は冷鉱泉で、沸かして利用されているようで、浴室入り口にはお湯が適温かどうかが一目で分かる、画期的な案内板がありました。
これもいかにも手作りと言う感じがひしひしと伝わってくる、とても素朴な物です。
管理人不在で、料金箱にお金を入れて利用する仕組みになっていました。
さて、お風呂。脱衣所は屋根がありますが、露天風呂になっています。
虫対策でしょうか、全体が蚊帳で覆われており、開放感は阻害されていますが、これがまた鄙びっぷりに磨きをかけており、何だか不思議と癒される風情を醸し出しています。
お湯は無色透明で、ごく僅かに温泉臭を感じるものの、殆ど特徴を感じないものです。
冷鉱泉の為、加温されておりますが、そのお湯が掛け流しで使われており、何だかとても贅沢な感じがします。
肌触りもそれほど大きな特徴を感じませんでしたが、僅かにツルツルし、柔らかくて入りやすいような印象を受けました。
お湯だけに注目すると、特徴には少し乏しい気がします。
沸かすことで、源泉そのものが持つ特徴が失われてしまっている感があります。
ただ、ロケーションといい、手作り感溢れる湯屋といい、蚊帳で覆われた露天風呂といい、素朴さがとても素敵で、来れて良かったとしみじみ実感する事が出来ました。
これからも地元有志の方々の手で大切に受け継がれていって欲しいと思った一湯です。
2007-7/15
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