酸性含硫黄-アルミニウム-硫酸塩温泉
(寺の湯) 74.3度 / ph2.2 / 自然湧出 / H5.7.20
H+ = 6.4 / Na+ = 37 / K+ = 11.3 / Ca++ = 78.9
Mg++ = 22.2 / Al+ = 102.4 / Fe++ = 14.8
Cl- = 11.9 / HSO4- = 251 / SO4– = 1180
H2SiO3 = 320.9 / H2S = 55.6
成分総計 = 2099mg
栃木県那須塩原市湯本塩原
混浴内湯
300円
7:00 – 18:00
塩原新湯温泉に3箇所ある共同浴場のひとつで、街道沿いの近く、比較的目立つ所にあります。
温泉街の中心にあるので、3つある共同浴場では大湯的な印象すら受けるものですが、完全に混浴なので、女性が入るにはとても敷居が高いです。
入浴料は、他と同じで300円です。
管理人は常駐していないので、入り口にある料金箱にお金を投入する仕組みになっていました。
中に入ると、脱衣所が左右にあります。男女別で使うように分けているのかは不明ですが、どちらにも目隠しになるようなものは無く、皆さん空いている方を自由に使っている印象です。
それぞれの脱衣所の先は同じ浴室に繋がっていました。
浴室内には湯船が2つあります。木造で、私の大好きな雲海閣のものとどこか似ている造りをしており、何故だか妙に落ち着きます。
お湯は白濁の硫黄泉で、どちらの浴槽にもほぼ同じくらいの温度のお湯が張られていました。
以前来た時は左側が激熱だったのですが、誰か水で埋めてしまったのでしょうか・・・?
ちなみにこのお湯、共同浴場すぐ裏手の噴気があがる湯畑から引いているみたいです。
源泉名も「寺の湯」とあり、旅館では共有源泉多く使われている中にあって、貴重な独自源泉なのですね。
肌触りがサラリとして浴後感の良いお湯で、とても気持ちが良いです。
外の光が浴室内まで差し込んでおり、お湯と湯気を照らしてキラキラと輝いているのが印象的で、思わず時間を忘れてゆっくりしたくなってしまいました。
混浴なのが難点ですが、とても素敵な一湯です。
余談ですが、成分表を書き写していて思った事に、この寺の湯、むじなの湯よりも濃いんですね。
どちらも印象が良いのですが、むじなの湯の足元自噴ばかりに目が行ってしまいがちですが、このお湯もそれにまさるとも劣らぬ名湯なのです・・・
いつまでも素晴らしいお湯が残っていてくれる事を願ってやみません。
2006年12月24日 - 再訪時のレポート
2023年 11月18日 - 何度目かの再訪・日帰り入浴
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塩原新湯に3箇所ある共同浴場のひとつです。
何度か立ち寄っていますが、しばらくずっと来ていませんでした。
今回はかなり久しぶりの再訪です。
外観や造りは以前と全く変わらずです。
通り沿いにありますが、ちょっとだけ奥まっているので、パッと見では気付き難いです。
入浴料は300円、他と同じで料金箱制です。
ここだけは混浴で男女の別はありません。
湯舟は2つあり、片方が熱め、もう片方が温め・・・
だった筈なのですが、この日はどちらも温度は殆ど一緒で適温でした。
以前訪れた際は入って左側が激熱で48度位あり、何気なくそのお湯に浸かったら温い方にいたオジサンが「何でそれ入れるの!?」って驚いていたんですよね。
お湯の印象は以前と変わらずです。
しっかり香る硫黄臭のある、ちょっとキシキシするような酸性のお湯。
浴後は皮膚の表面から脂分が抜けるのか、サラリと乾くのも特徴です。
すぐ隣に湯荘 白樺があるのですが、この寺の湯は裏の湯畑から源泉を直に引く独自源泉だそうです。寺の湯は少しアッサリした感じがありましたが、こちらの方がそれに比べたら少し濃い印象。
訪れるタイミングだと思うのですが、ここにくるといつも外の光がさしていて浴室内が美しく輝いています。
この日も甲子状の窓から刺した光が湯気に当たり神々しく輝いていました。
先客のオジサンがいましたが、断りを入れてパシャリと撮影。
ついでにそのオジサン方と少しだけお話をしましたが、県内の人らしいです。
でも、塩原新湯は初めてなのだだそうです。
最初むじなの湯に入ろうとしたら大勢入っていたからこちらに避難してきたのだそうで・・・
とりあえず「スミマセンそれ私達です、もう出ましたので今ならば静かですよ~」と説明しておきました・・・ (;^ω^)
こういう小さな共同浴場だと、出会った人と自然に会話が弾むのが良いですね。
またふらっと立ち寄りたいと思います。
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