酸性明礬冷鉱泉
福島県いわき市四倉町白岩字金波30
0246-33-2808
男女別内湯 ・ 露天風呂
400円
営業時間 要相談
いわき市内に数多くある鉱泉。その多くが、単純硫黄系なのですが、珍しく賛成明礬冷鉱泉があると聞いてやってきました。それがここ、白岩鉱泉の旅館金波です。
四倉インターチェンジから程近くにありますが、少し通りから奥に入った、何とも静かなロケーションにあります。
少し鄙びた感じがする、私好みの素敵なお宿です。
お風呂は内湯のみです。浴室自体は、男女別で2箇所あるのですが、現在は燃料の高騰などもあってか、1箇所しかお湯を張っていません。
その為、混浴になっていますが、それ程広い内湯では無いので、お互いに譲り合って利用しています。
たまたまタイミング的にどなたも利用していなかったので、まず最初に男性陣が入り、入れ替わりで私と紅鮭が一緒に入る形で利用させて貰いました。
タイル張りの浴室には、シンプルに湯船がひとつあります。
湯船には無色透明のお湯が張られています。水位は湯船の淵より数センチ下がったところで止まっており、湯船に浸かってもお湯は溢れません。
鉱泉なので、沸かされており、循環もされているようです。お湯をじっくり観察すると、少し劣化濁りをしているようにも見えます。
お湯の使い方としては、致し方がないとはいえ、ベストとは良い難い状態です。
ただ、お湯そのものは、それほど強烈では無い物の、この一帯のお湯としては珍しい個性を発揮している物です。
肌触りは、念入りに揉まれて。とても柔らかい感じがします。じっくり観察をすると、ごく僅かなキシキシ感じもあります。
お湯からはごく僅かに温泉臭。恐らく、金気臭の系統だと思います。
蛇口の湯口を捻ると、冷たい冷鉱泉の源泉が出てきます。口に含むと、ごく僅かな酸味を感じます。このエリアで酸性泉と言うのは珍しいですね。
それ程熱いお湯ではありませんでしたが、浴後は体がポカポカに温まり、一向に冷えなかったのが、とても印象的です。
私たちの一行とは別に、地元のお婆ちゃん達が休憩所にたむろしていて、一日かけて出たり入ったりしているようでした。
地元の方に愛される、長閑な鉱泉宿。ひっそりと隠れ家風でしたが、とても素朴で良い感じの所でした。
2010-1/10
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