山形県

ぽっぽの湯 (長沼温泉) ★3.0

ナトリウム-塩化物強温泉
(長沼2号源泉)
70.4度 / ph8.0 / H10.3.13
Na+ = 7517 / K+ = 88.2 / Ca++ = 213.1 / Mg++ = 93.9
Li+ = 0.5 / Fe++ = 1.5 / Mn++ = 0.8 / Cl- = 12600
F- = 3.4 / I- = 5.1 / Br- = 50.2 / SO4– = 3.5
HCO3- = 92.9 / H2SiO3 = 69.3 / HBO2 = 39 / CO2 = 1.6
蒸発残量物 = 25590mg

山形県鶴岡市長沼字宮前266-1
0235-64-4126
男女別内湯 ・ 露天風呂 ・ サウナ、など
350円
6:00 – 22:00

長沼温泉には2箇所入浴出来るところがあります。ひとつが、直前に利用した、アブラ臭ジャグジーが強烈な厚生館。もうひとつがここ、ぽっぽの湯です。
厚生館からは歩いても行ける程度にしか離れておりません。
広々とした駐車場が完備された、とても立派なセンター系の施設です。

内部は、流石山形のセンター系です。とにかく色々と充実しています。
休憩所にお土産コーナー、一通り必要そうなものはしっかりと揃っており、広々としています。近隣から沢山の人が利用しに来ているようで、内部は大賑わいです。
売店や休憩所と同様、肝心のお風呂もとても充実しており、使い勝手がよく出来ておりました。

さて、まずは内湯。
厚生館に入った直後だったので、どんなお湯だろうかと、期待に胸を膨らまして入ってみたのですが・・・中に入った瞬間、強烈な塩素臭でノックアウト。
(あ、脱衣所でも既に臭っていましたケド・・・^^;)
広々としており、洗い場なども充実しており、とても清潔な見た目なのですが、衛生管理もしっかりと徹底されており、物凄く清潔そうな臭いがします。

犯人は、この浴室内で一番広い湯船のお湯。うっすら黄味がかったお湯が張られておりますが、このお湯が強烈な塩素臭を放っております。
湯口はぽっぽの湯の名前から作られたのか、可愛らしい鳩2匹。

その脇には小さめの湯船があり、茶褐色に濁っています。このお湯も循環されておりますが、しっかりアブラ臭を感じます。
濃いお湯でしっかり特徴を感じるのですが・・・とにかく、室内に強烈に充満する塩素臭で、長時間留まっていることが出来ません。
一目散に、露天へ退避しました。

露天には湯船がひとつあり、バッサリとパーテーションで2つに分断されています。
湯口は1箇所で、そこから熱い源泉がドブドブと注がれています。
こちらのお湯は、黄褐色で、湯底が透けて見える程の透明な物です。
内湯に張られていたアブラ臭温泉と同じ源泉と思われます。
アブラ臭+ヨード臭、僅かに鉱物臭や硫黄臭のような物も混じる、とても複雑怪奇な臭いがしますが、しっかり特徴を感じる事が出来る、なかなか良いお湯です。
肌触りは、お湯の中ではツルツルして、お湯から出るとベタベタが残る、典型的な強食塩泉タイプの物。体が芯からポカポカと温まり、気持ちが良いです。
内湯だけだったらどうしようかと思いましたが、この露天の存在には本当に救われました。
出たり入ったりしながら、気持ちよく湯浴みする事が出来ました。

ただ、直前に入った厚生館と比較した場合、天地程の差があるかな・・・?
この露天のお湯も、何だか薄く感じます。加水でもされてしまっているのか、源泉の違いによる物なのか、はたまた、厚生館のジャグジーがお湯を濃く感じさせているせいなのか・・・
私個人としては、圧勝で厚生館に軍配。
ただ、施設の快適さや、使い勝手は、間違いなくこちらでしょう。

塩素臭に対する嫌悪感が少なく、気軽に利用したい非温泉マニアな方には、ぽっぽの湯の方をオススメします。
長沼温泉に来る際は、厚生館と一緒に、とりあえず入り比べて欲しいと思った一湯です。

2008-2/10

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