山形県

櫛引温泉ゆ~Town (櫛引温泉) ★3.5

ナトリウム-塩化物・硫酸塩温 泉
(櫛引源泉2号) 59.5度 / ph7.3 / H16.4.16
Na+ = 2250 / K+ = 27.1 / Ca++ = 446 / Mg++ = 5.4
Cl- = 2689 / Br- = 12.1 / SO4– = 2039
HCO3- = 117.2 / H2SiO3 = 53.4 / HBO2 = 68.8
CO2 = 9.8 / 蒸発残留物 = 7828mg

山形県鶴岡市三千刈字清和159
0235-57-4313
男女別内湯 ・ サウナ ・ 寝湯
350円
9:00 – 21:30 ※入館は午後9:00まで

櫛引ICから車で10分程度の場所にある、センター系の施設です。
なかなか立派な施設で、施設の入り口付近に温泉マークを象った
モニュメントのような物がありました。どこにあるのだろうと彷徨っていた身にとっては、有難い目印です。
駐車場脇には源泉を汲みだせる温泉スタンドがあります。温泉スタンドがある施設でお湯が悪い筈は無いと信じ、期待に胸が膨らみます。

内部はしっかりセンター系の造りをしています。
立派でお金が掛かってそうな施設に訪れるのは、どこからどうみても地元って感じがする年配の方々。
山形では結構ありふれている光景なのですが、他県と比較してみると、何だか少し珍しく見えます。
さすが、山形のセンター系は充実しているなぁと言う印象です。

お風呂は男女別で、内湯のみですが、この内湯がとても充実しています。
なんと、内湯が2階建てになっているのです。
まずは最初に利用したのは、1階部分。脱衣所からは言ってすぐの所に掛け湯があります。
熱い源泉に加水がされています。とりあえずザブザブ掛け湯。無色透明で、金気臭が香る素晴らしい物で、これだけでも何だか満足してしまうほどです。
湯口付近にはコップが置かれており、源泉を口に含んでみたところ、金気味と僅かな塩分を感じます。
なかなか良いお湯です。

メインのお風呂は、脱衣所から出て左側にあります。
広々とした岩風呂になっていました。
こちらに張られているお湯は掛け湯の物と同じですが、時間経過の為、黄土色に濁っています。浴槽の一部はジャグジーになっていました。
体をドブンと沈めてみると、なんとも、重いような浴感を感じます。
お湯からは僅かに金気臭を感じますが、広い湯船で、そのうえジャグジーもされえいるせいでお湯が劣化しているみたいで、掛け湯で感じる事が出来る特徴はほぼ失われてしまっています。
結構深い湯船で、じっくり肩まで浸かれるのは嬉しいのですが、浴槽内のお湯が拡販されているのか、しっかりお尻をつけて踏ん張るようにして入らないと、体が右へ左へと流されるような感じがします。
ある意味運動にはなりそうですが、ちょっと落ち着かないですね。

続いて2階部分。螺旋階段を使って、裸のままでも移動出来ます。
しかし、素っ裸で螺旋階段を登る姿は、ちょっとみっともないですね・・・
2階部分は、1階よりも広く、充実しています。広々した洗い場と、通常浴槽のほかに寝湯、サウナ、シャワーなどがあります。
ただ、こちらに張られているお湯は、無色透明で塩素臭が香る物です。源泉から鉄分を除去して注いでいるのだとか。
試しに浸かってはみたものの、塩素臭にノックアウト。私にとって2階には全く用事が無いのですが、結構利用者が多く人気が高いのには驚きました。
まぁ、温泉ではなく「お風呂」だと思って来ている人には、温泉かどうかなんて関係無く、それどころか、濁ったお湯に浸かるくらいなら透明で綺麗(に見える)なお湯の方が有難いのかも知れませんね。

私の好みからは少し外れる印象ですが、それなりに良かった一湯です。
施設重視の方にはオススメです。

2008-2/9

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