山形県

金生舘 (黄金温泉) ★4.0

ナトリウム-塩化物・炭酸水素 塩泉
(組合1号源泉) 59.4度 / ph7.6 / H7.3.3
Na+ = 961.9 / Mg++ = 50.9 / Ca++ = 82.2 / K+ = 50.9
Li+ = 2.5 / Fe++ = 2 / Mn++ = 1.2 / Cl- = 927.3
SO4– = 119.7 / Br- = 2.2 / I- = 0.3 / HPO4– = 1.7
HCO3- = 1364 / CO3– = 4.1 / F- = 0.8 / H2SiO3 = 152.2
HBO3 = 35.3 / HAsO2 = 1.7 / CO2 = 57.5
溶存物質総量 = 3850mg

山形県最上郡大蔵村大字南山2156-1
0233-76-2418
男女別内湯 ・ 露天風呂
200円
9:00 – 17:00

肘折温泉から車で5分程度の場所にある、黄金温泉。以前この黄金温泉にある「カルデラ温泉館」に立ち寄っていますが、他にも旅館があり、気になって行って見る事にしました。
場所はカルデラ温泉館のちょっと手前です。橋を渡った先に、金生館と朝日館が並んでいます。
以前は井沢旅館と言うお宿もあり、3軒だったようですが、その井沢旅館は数年前に閉館されており、建物も取り壊されてしまったよう、今残っているのは2軒だけです。
とりあえず、まずはここ、金生館にお邪魔してみました。

山形の冬の寒さを物語るような建物で、なんだか田舎の実家に帰ってきたような、不思議な趣があります。
若者好みはしない古い造りですが、私からすると、逆に落ち着きます。
その土地の風土を感じる事が出来る建物って、無条件に好きです。お洒落な旅館が悪いとは言いませんけど、どこに行っても似たような造りしていますからね。
お風呂はそんな館内の廊下を歩いた先にありました。勿論男女別です。

さて、そのお風呂。内湯と露天があります。
内湯は入って右側に湯船、左側に洗い場スペースがある、シンプルな物です。土色に濁るお湯が張られており、パイプ湯口からしっかりと掛け流されています。
ほぼ適温、トロトロする肌触りあり、お湯から上がると不思議とサラサラします。
湯口のお湯の臭いを嗅ぐと、僅かに金気臭と土類臭、炭酸臭がします。
炭酸臭はガス臭にも似ており、鼻先をツンと刺激する特徴的な感じがあります。

続いて露天風呂。屋根が掛かっており、開放感はありませんが、目の前に雪が積もっていて雪見風呂になっています。
手前と奥の2槽に別れており、湯口は奥にあります。そのため、手前は温め、奥が適温になっています。
源泉は内湯と同じ物で、鮮度云々の話をすると、内湯の方が良いです。
ただ、ココはここで悪くありません。

唯一残念だったのは、露天と内湯がパイプで繋がっており、内湯に露天のお湯が逆流してしまっている事でしょうか。
その為、内湯の鮮度が、僅かながら損なわれてしまっているような印象があります。まぁ、誤差みたいなモンで、気分の問題ですが、無くても良いと思うんだけどなぁ・・・
ま、明日には忘れてしまいそうな、本当に細かい事ですけどね。

黄金温泉の旅館立ち寄りは、ずっと課題として残っていたので、今回立ち寄る事が出来てとてもよかったです。
3軒あったお宿が2軒に減ってしまった事は残念ですが、雪深い山形でも特に厳しい大蔵村の一番奥にある、貴重ないで湯です。
いつまでも大切に守り続けていって欲しいと思いました。

2009-1/11

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