カルシウム・ナトリウム-硫酸 塩温泉
(ラジウムの湯)
67.6度 / ph7.1 / S62.7.15
Na+ = 199.8 / K+ = 13.1 / Mg++ = 8.0 / Ca++ = 502.6
Cl- = 161.4 / HCO3- = 170.3 / SO4– = 1329 / HS- = 0.4
H2SiO3 = 125.6 / HBO2 = 15.7 / CO2 = 44 / H2S = 0.3
成分総計 = 2572mg
岩手県北上市和賀町岩崎新田畑入山国有林
090-5834-5152
男女別内湯 500円
12:00 – 20:00 (受付は19時まで)
前々から来たいと思っていた夏油温泉、友人と湯巡りで訪れる事が出来ました。
ちなみに、ここ夏油と言えば、夏油元湯が有名。湯治場の雰囲気を残したもので、館内に数多くある共同浴場での湯巡りが楽しいところです。
ただ、夏油元湯の共同浴場の一部は混浴だったり、時間帯によって男女入れ替えをしているので、日帰りで全部に入るのは困難・・・と言うか、無理です。
なので、宿泊以外では来ないと決めていて、今まで訪れた事がありませんでした。
今回、友人と夏油を訪れる事になったのですが、宿泊以外では利用しないと決めていた元湯は敢えてパス。元湯の手前にある2軒を利用しました。
そのうちの一軒がここ、夏油山荘です。
見た目は国民宿舎のような、ちょっと年季が入ったコンクリート製の無骨な建物です。
とても広々としたフロントロビーに、お土産コーナーなんかもあり、あまり秘湯のイメージに合った建物ではありません。
この日がたまたまなのか、内部は少し閑散とした様子で、他にお客さんの姿が見えません。
日帰り入浴をお願いすると快くOKをしてくださいました。
お風呂は男女別で、内湯の大浴場のみです。
こちらには洞窟風呂があり、以前は入浴する事が出来たそうですが、諸般の事情により現在は使用されていない様子です。
うーん、なんだか勿体無い。
なにはともあれ、大浴場。階段を降りた先にありました。このアプローチは結構好きです。
浴室も建物の外観通り、使い込まれた感じがする年季の入ったものです。
脱衣所から入って更に少し階段を降りた先が洗い場で、右手側に10人以上ゆったりと入る事が出来る湯船がひとつ、半面が岩風呂のような造りのものです。
折りしも外は大雨、そのせいか少し薄暗く感じる浴室ですが、何だか妙に落ち着けます。
ただ、浴室に入った瞬間・・・うーん、塩素臭。コレはちょっと・・・
とりあえずお湯に浸かってみる。少し熱めに調整されており、芒硝成分で肌触りがビリビリ来て気持ち良いです。
浴室に入った時に嗅いだ塩素臭は、お湯からはしておらず、恐らく浴室清掃の時に使用されたものの残り香かも知れません。
あまり個性的とは言えない素朴なお湯ですが、悪くありません。
湯から上がると、サッと肌が乾くのが分かります。これも芒硝泉の特徴でしょうか、いつまでもベタベタと肌に残らないので浴後感がすこぶる良い感じです。
臭いは殆ど無臭ですが、ほんのり石膏臭と、僅かに芒硝臭が混じったような臭いを感じました。
素朴なお風呂に素朴なお湯って感じがします。
浴室に入った瞬間感じた塩素臭は残念ですが、お湯そのものは悪くありません。
今回入る事が出来なかった洞窟風呂ですが、いつの日か復活してくれるのでしょうか・・・?
夏油元湯には泊まりで来る事があると思いますので、その時にもう一度確認をしてみたいと思いました。
2007-5/13
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