下風呂温泉青森県

大衆浴場 大湯(下風呂温泉) ★4.0

含石膏・食塩硫化水素泉
(大湯1号源泉)

青森県下北郡風間浦村大字下風呂字下風呂
男女別内湯 (足湯は混浴)
0175-35-2111 (風間浦村観光課)
入浴 : 300円

<2005年 5月 2日入浴、下風呂温泉初訪問時のレポートです>

大湯は、下風呂温泉のメインストリートから少し中に入った所にあります。
名前の通り、下風呂温泉を代表する共同浴場で、大湯周辺には常に人が行き来していました。
私が宿泊した「まるほん旅館」は、この大湯の目の前にあります。
本来だったら、夕食後に入りに行く予定だったのですが、旅館の夕食が盛り沢山で、美味しかったのでつい食べ過ぎてしまい、動けなくなってしまいました。
結局、翌日のチェックアウト前に利用する事になりました・・・

大湯の入浴券も、新湯と同じく、共同浴場入口にある自動券売機でチケットを購入します。
こちらも新湯と同様、銭湯といった風情で、脱衣所、浴室共に、必要最小限の物が揃っている感じなのですが、こちらには湯船が2つありました。
どちらも矢張り、青くペンキで色づけされた湯船で、白濁したお湯が貼られています。
手前47度、奥は44度のお湯で、どちらも結構熱め。
源泉は大湯で、新湯と比べると、白濁の度合いが非常に強いのが特徴です。
また、粘土のような臭いのする硫黄臭も強め。大湯と新湯、両者かなり性格の異なるお湯なので、利用する機会があれば、是非とも両方に入ってみると良いでしょう。

2020年 2月23日 - 何度目かの再訪・日帰り入浴

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これまで何度となく再訪してきた大湯共同浴場。
大湯と名のつく共同浴場は全国に数多くありますが、その中でも特に大好きな大湯でした。
老朽化2020年の11月末日をもって閉鎖が決定。
この日は廃業までまだ半年以上先の2月末でしたが、来ようと思ってもなかなか来れない本州の最北端です。これが最後になるだろうなと思いながらの入浴でした。

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いつもと同じお湯、いつもと同じ熱いお湯。
地元の人達に愛され、ボロボロになってしまった下風呂大湯。

私は数回入っただけに過ぎませんけど、それでも物凄く愛着を感じていました。
素晴らしい共同浴場でした。

お疲れ様でした、そして、ありがとう、大湯共同浴場!

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なお、この大湯と新湯ですが、予定通り閉鎖した後、建物も取り壊されました。
個人的には「代わり」と言う表現は使いたくないのですが、下風呂温泉には大湯新湯の代わって、新たに海峡の湯と言う立派な公衆浴場がオープンしました。

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オープンからだいぶ経ちましたが、2023年8月にその海峡の湯に入ってきました。
海峡の湯は手放しに素晴らしい温泉施設です。
個人的にも非常に印象が良くて、かなりの高評価です。

でもナンダロウ、海峡の湯には何一つ罪はありませんけど、やっぱり、もう無くなってしまった大湯と新湯が懐かしいです。
駐車場になってしまった跡地を見て、寂しさばかりがこみ上げてきます。

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