指宿温泉鹿児島県

村之湯温泉 (指宿温泉) ★5.0

塩化物泉?
(成分表発見できず)

鹿児島県指宿市大牟礼3-16-2
0993-23-3713
男女別内湯
250円
9:00 – 21:00

指宿温泉に数多くある共同浴場で、一番古いと言う「村之湯温泉」に行って参りました。
駐車場に停めると、共同浴場隣の民家の軒先でおばあちゃんが手招きしています。
どうやら、ここでお金を払う模様。
1人250円、紅鮭の分とあわせて500円支払ってすぐ隣にある共同浴場に入りました。

中に入ってビックリ。
なんと表現すれば良いのでしょう。とにかく、素晴らしいの一言なんです。
脱衣所と浴室は一体型で、とにかく、最高の鄙びっぷりなのです。
思わず、背筋が凍りつくような感動を覚え、その場に立ち尽くしてしまいました。
もう、ため息しか出てきません。
こんな風情のあるお風呂、恐らく日本全国探してもそうそう無いのではないでしょうか。

浴室には湯船が2つあり、手前に熱めのお湯、奥にはぬるめのお湯が張られていました。どちらもほんのり緑がかった黄土色に濁っており、僅かな金気臭と潮の臭いがするものです。
カランなどはありません。浴室内の壁にはポスターやらカレンダーが張られており、それがまた鄙びムードをいっそう盛り上げてくれます。

まずは手前の熱湯に入る。こちらは45度ほどあると思われ、含まれる塩分のせいもあり、かなり熱く感じます。
お湯は足元から湧出しているのでしょうか、湯底に敷かれたスノコの隙間から熱いお湯がどんどんと注がれています。
暫く出たり入ったりを繰り返してから、今度は奥のぬる湯に移動しました。

お湯に浸かり、ふーっと一息つく。
こちらは42度ほどの適温です。
しかし、先ほど入った熱湯で体が茹っていたのと、お湯に含まれる塩分のせいか、汗がとめどなく流れます。
たまらず、洗い場でゴロンと横になると、これまた最高の気分。
この鄙びた風景の一部になっていると言う感動。
来て良かったです。
多分、こう言うのは好みの問題ですので、分からない人には分からないんだろうなぁ~・・・

帰り際、支払いをした隣家の軒先には、先ほどのおばあちゃんではなく、おじいちゃんもいらっしゃいました。
「どこから来た?」と聞かれたので、「東京です」と答えると、遠いところから来たと喜んで下さり、お土産にふかしたてのお芋を頂きました。
お話が長くなってしまいそうで、早々に切り上げてしまったのですが・・・
時間があれば、腰をすえてゆっくりお話して行きたかったです。
今度来るときは手土産持参で来ようかな?^^;

ありきたりの言葉でしか表現できませんが、素晴らしいです!
写真だけでは、その場の雰囲気を伝え切れません。
是非とも行って見てください。
本当にオススメの一湯です。

2006年 10月5日 - 初訪問時のレポート

2007年 10月7日 - 再訪

相変わらず素晴らしい風情です。
この日は夕刻に訪れたせいもあり、地元の方々で賑わっていました。
前回はお昼だったので、空いていたのですが、生活感が伝わってくる人の多い時間帯もなかなか楽しいですね。

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