最終入湯日 : 2008-7/20
単純硫黄泉
(野村五号井、七号井の混合井)
詳細な成分表発見できず
北海道北見市留辺蘂町滝の湯201
0120-26-2674
男女別内湯 ・ ジャグジー ・ 露天など
500円
8:00 – 21:00
温根湯温泉から程近く、前日訪れた「ニュー静林荘」のすぐそばにあるお宿です。
日帰り入浴にも力を入れているようで、宿泊客用の出入り口のほかに、日帰り入浴客用の出入り口がありました。
朝の早い時間に行きましたが、私達以外にも、利用者の姿がちらほらと見られます。結構人気があるようです。
お風呂は、2箇所、竜神の湯と不動の湯があります。それぞれが離れていて、一度服を着て移動しなければならない仕組みです。
まずは竜神の湯の方から入ってみました。
こちらは、お宿の規模からすると、シンプルな感じがする浴室です。
内湯ですが、採光がなかなか良くて、圧迫感を一切受けない良い造りをしています。
中央に大きな湯船があり、無色透明のお湯が張られています。湯口は高い位置にあり、そこからお湯がドボドボと注がれていました。
それ以外にも浴槽内に湯口があり、そこからもお湯が大量に注がれていて、ちゃんと掛け流されている様子です。
溢れたお湯は洗い場に流れ去っています。
お湯は適温。施設の名称通り、つるつるする 肌触りを味わえる柔らかいお湯です。
お湯の中には白い湯花がちらほらと舞っています。お湯からはほんのり甘い硫黄臭が漂っていました。
ただ、少し残念なのは、清掃の直前に伺ってしまったのか、お湯がかなり劣化気味で、湯花以外にもゴミが多数舞っていた事でしょうか。
そのため、あまり長湯する気にはなれず・・・
ちなみに、ここのカランから出るお湯も温泉です。お湯を口に含むと甘い硫黄味を感じる事が出来ます。
シャワーをたっぷりと浴びてから、不動の湯に向かいました。
続いて入った不動の湯。こちらは施設の規模 相応か、むしろ立派なくらいに、広々としていて快適な造りをしたものです。
入って目の前に大きな湯船。手前にはジャグジーや、寝湯、広々とした洗い場もあります。
内湯の奥から外に出ることが出来るようになっていて、露天風呂へと続いていました。
まずは内湯の広々とした浴槽。どうやらこちらもしっかりと掛け流されている様子ですが、湯船の大きさが広すぎる為か、鮮度はいまいちです。
お湯は汚れていませんが、ちょっとなまっている印象は否めません。
わずかに白濁しているのも見て取れます。
続いて、露天風呂。こちらの雰囲気は非常に良いです。
内湯から露天の湯船に向かう途中に橋があり、河を渡った先にある格好です。
川とは言っても、人工的にコンクリートで固められている物ですが、悪くはありません。
開放感はそこそこと言った感じでしょうか。
こちらに張られている源泉も同じですが、お湯の印象は悪くありません。ゴミの浮遊も無くて、透き通る綺麗なお湯が張られています。
恐らく時間差でお湯の張替えを行っていると思われ、この時たまたまこの露天が調子良かったのかも知れませんね。
ちなみに、鮮度の話をした場合、この日一番調子良かったのは、実は露天ではなくて、内湯にあったジャグジーだったりします。
私達が訪れた際は、ちょうどお湯が張られている真っ最中で、水深20センチ程度の超浅瀬になっていました。
そんな状態にも関わらず、ジャグジーの装置は動いていたのはちょっと滑稽です。
面白半分に入ってみたところ・・・
背中がくすぐったいほどに勢い良くボコボコ と気泡が吹き上がり、体勢を支えていないと、ジャグジーの勢いで体が動いてしまうほどです。
ジャグジーされていて劣化の条件は整っているにも関わらず、流石に張られてい最中のお湯は鮮度抜群です。ここで入ったどのお湯よりも一番肌触りがツルツルします。
そのうえ、顔にまで飛び散る気泡のせいで、硫黄臭が増幅されて、よそのお湯よりも臭いがいっそうの事強く感じる事が出来ます。
正直な感想を言うと、落ち着かなかったので長居せずにすぐ出ましたが、寝湯ジャグジーと言うのは新しく、こう言うサービスはあっても良いのではないかと思ってしまいました。
(注.この時たまたま浅瀬で寝湯が出来ただけで、本来のサービスではありません)
屋号に「つるつる」なんてついていますが、本当にその通りつるつるして気持ちが良かったです。
この一帯のお湯としてはそれほど特筆する物では無いかも知れませんが、立ち寄ってみる価値は大いにあると感じた一湯です。
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