カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉
(新島の湯)
43.2度 / ph6.5 / 87.7L / 掘削自噴 / H10.4.25
Na+ = 242 / K+ = 31.7 / Mg++ = 133 / Ca++ = 246
Fe++ = 10.5 / Cl- = 247 / SO4– = 172 / HCO3- = 1492
H2SiO3 = 203 / HBO2 = 19.3 / CO2 = 350
成分総計 = 3150mg
群馬県前橋市苗ヶ島町2034
027-283-3012
男女別内湯 ・ 露天風呂(貸切?)
500円
8:00 – 21:00
前々から気になっていた、赤城温泉の御宿総本家。
3年ほど前に担当していた取引先の人が、ここの温泉が大好きだそうで、週末になるとよく出かけていたそうです。
「牧野さんは週末何処に行きました?」「また東北ですよ。○○さんは?」「私はまた赤城温泉に行ってきました!」なんて会話を、週明けになるといつもしていた記憶があります。
当時から群馬に何度も行っていた私は、当然どんな所か気になりましたが、何故かこちらに足が向かず・・・今更になってやっと行って来ました。
赤城温泉が大好きだったその取引先の人とは、私が担当を外れて以降お会いしておりません。元気にしていて、やっぱり今でも赤城温泉が大好きなのな?
さて、たどり着いた御宿総本家。入口には色々な小物が置かれていて、とてもゴチャゴチャしています。一瞬「営業しているのかな?」と躊躇いつつ、中へ。
館内に入ると、内部もゴチャゴチャしています。
とりあえず「ごめんくださ~い!」と呼んでみたものの、無反応。フロントの、本来であれば宿主が座っていそうな所に、銅像が置かれています。
銅像の下には張り紙が張られており、「私が当館のフロントマンです。少々大きな声で呼んで下さい」と書かれています。
えぇ・・・っと。この銅像がフロントマンで、耳が遠いから大きな声で話しかけろと言う事でしょうか。事情分からずしばし困惑。
その後も何度か「すみませ~ん!」と、声を張り上げてみるものの、誰も出て来ません。
ふと玄関先を見ると、入浴代500円と書かれたすり鉢のような器があり、その中に先客の物でしょうか、500円が置かれています。
つまり勝手に入って良いのかなと、私もそこにお金を入れて、中に入りました。
館内は不思議なオブジェで相変わらずゴチャゴチャしています。
お風呂は内湯と露天があるようです。露天はどうやら貸切のようで、日帰りでは利用出来ないっぽい張り紙がされていましたので、内湯へ向かいました。
内湯はちゃんと男女別。中に入ると、最初に目に飛び込んできたのは、析出物でコテコテにコーティングされた、素敵な湯船です。
思わず「おぉ!」っと、声が出てしまいました。
お湯に浸からずとも良いお湯である事が見て取れます。
浴室内にはシダ植物が自生していて、これも雰囲気を盛り上げています。
お湯はうっすら緑がかった土色濁り。適温のお湯はしっかり掛け流しされている様子。
ペタペタする肌ざわりで、成分がしっとり肌にまとわりつくのが分かるようです。
お湯からは、僅かな炭酸臭と、強い金気臭がします。この金気臭がとても独特で、なんだか、「どくだみ」の葉をすり潰したような植物臭?のような物がが交っています。
色々な温泉に入りましたが、この不思議な臭いは珍しいです。
温度は42度くらいで、ピッタリ適温。一度入ると、出たくなくなってしまう、不思議な魅力があります。
額に汗が浮いて来るのを感じながら、じっと身動きせずに良いお湯を堪能しました。
2009年3月19日 - 初訪問時のレポート
2009年3月21日 - 再訪
初回訪問の僅か2日後、再訪してしまいました。
初回は私一人で、紅鮭がいなかったのです。この素晴らしいお湯に、紅鮭と、この日一緒だった友人を是非入れたく、この日の湯めぐり行程に組んでしまいました。
たった2日後の訪問ですので、当然ながら、館内の様子はまったく同じ状態です。
今回はご主人がいました。このご主人がまた変わっていて、我々一行に中国語で話しかけて来るのです。一同、何を言われているのか分からず、かなり当惑。
この方が御主人と分からなかった私は、「あれ?中国の方ですか?」と言うと、ご主人、「面白い事を言う人だね!」と笑って、やっと日本語を喋って下さいました。
このご主人あっての、館内に散在する不思議なオブジェなのですね。
友人が「動物のお医者さん(漫画)の漆原教授だね!」と言っていました。元ネタを知っている私は思わず爆笑。
「うんうん、漆原教授だね!」と、すごく納得してしまいました。
いやぁ、ココ、とても気に入りました。
一度宿泊で利用してみたいです。ご主人とももっとお話してみたいなぁ!(勿論日本語でお願いします・・・)
なんでもっと早くココに来なかったのだろうと、少し反省しました。
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