含硫化水素強酸性明礬緑礬泉
(高見屋源泉) 42.8度 / ph1.3
H+ = 45.58 / Na+ = 105.5 / Mg++ = 50.06 / Ca++ = 114.6
Al+++ = 334.3 Fe++ = 91.31 / Cl- = 918.8 HSO4- = 4386
SO4– = 1424 / H2SiO3 = 163.2 / CO2 = 882.2
遊離硫化水素 = 24.55 / 蒸発残留物 = 3370mg
含硫化水素強酸性明礬緑礬泉
(高見屋2号源泉) 45.1度 / ph1.3
H+ = 50.1 / Na+ = 75.1 / Mg++ = 73.6 / Ca++ = 109.4
Al+++ = 206.9 Fe++ = 92.3 / Cl- = 817.9 HSO4- = 3109
SO4– = 1844 / H2SiO3 = 209.3 / CO2 = 373
遊離硫化水素 = 15.9 / 蒸発残留物 = 3430mg
山形県山形市蔵王温泉54
023-694-9333
男女別内湯
500円
13:00 – 20:00
蔵王にある古風で瀟洒な温泉旅館です。
上湯共同浴場から更に少し登った所にあり、温泉街を一望出来る高台にあります。
普通に宿泊したら結構高そうな旅館ですが、日帰り入浴は500円で可能。フロントの対応もよく、とても好感が持てるお宿です。
高見屋には浴場が2箇所あります。まず最初に入ったのは「長寿の湯」と呼ばれる内湯。
創業以来ある浴室との事で、男湯は内湯のみで、女湯には内湯と樽形の露天風呂があったそうな。(多分男女入れ替えするのかも知れません)
浴室内には湯船が一つ。ヒバ造りのとても風情がある浴槽には青白濁のお湯が並々と張られています。
このお湯は高見屋の独自源泉だそうで、phはなんと1.3!
うーん。体が溶けてしまいそうな程強烈な酸性湯で、とても心地の良い硫黄臭がします。
肌触りは結構ぬめり感があるもので、お湯の成分が体に沁みこんでいくようで実に気持ちが良い。
湯口には飲泉用の枡が置かれており、飲んでみると、レモンのような爽やかな酸味を感じるとても美味しいものです。
飲みすぎは体に悪いと知りつつ、思わず沢山飲んでしまいました。
次に入ったのはせせらぎの湯と言う、比較的最近になって増設された浴場です。
こちらは男女別で、どちらにも露天と内湯がついています。
新しいだけあり、機能的でとても使いやすい造りをしていました。
面白いのが内湯で、洗い場と湯船がある所がガラスで仕切られています。
一見するとショールームのような造りですが、シャンプーの泡やシャワーの飛沫が浴槽に入らない事は良いことですね。
もうひとつ露天もあり、こちらは樽風呂になっています。
結構大きな樽で、私を含め3人が同時に入浴していましたが、そんなに気を使わずに入れます。
内湯・露天共に薄く白濁する酸性硫黄泉で、肌触りは長寿の湯と同じく、ぬめり感があるピリっとくるもの。
ただ、長寿の湯と比べると、硫黄臭はちょっと控えめ。飲んだ印象も少し薄く感じました。(それでも一般的に考えると相当に濃いお湯です)
聞けば、このお湯、高見屋2号源泉で長寿の湯とは別源泉だそうですね。
お湯の質、宿の雰囲気、接客態度。どれを取っても素晴らしい旅館です。
これで宿泊料金が安ければと悔やまれる所ですが、日帰りでも入浴出来るので、是非ともまた利用させて頂きたいと思いました。
2006-1/8
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