ナトリウム・カルシウム-硫酸 塩温泉
(みどり屋2号源泉) 64.6度 / p8.4 / H9.6.24
Na+ = 167.1 / K+ = 4.3 / Ca++ = 136.8 / Cl- = 41.1
F- = 2.9 / SO4– = 595.7 / HCO3- = 42.7 / CO3– = 0.8
H2SiO3 = 51.9 / HBO2 = 1.3 / 蒸発残留物 = 1033mg
山形県最上郡最上町大字富澤847
0233-45-2231
男女別内湯 ・ 露天風呂 ・ 貸切風呂
500円
10:00 – 16:00
大好きな赤倉温泉の中心部、共同浴場「村の湯」からすぐの所ににあるお宿です。
佐藤屋別館のしゃくなげ荘へ向かう階段から湯小屋が見えるので、前々から気になっていた所でした。立ち寄りを入浴したところ、快くOKとの事です。
ちなみに、本館側の玄関から入った為、岩風呂のある別館までは少し薄暗い通路を歩く必要があります。ご主人が案内して下さいましたので、迷わずたどり着く事が出来ました。
本館側の玄関は、昔ながらの鄙び宿と言う感じでしたが、別館側は、ちょっと洒落た感じの良いお宿って感じです。
お風呂はその玄関ロビーからすぐの所にあります。勿論男女別。
脱衣所には館主直筆と思われる毛筆の案内書きが張られています。
ヘタウマ字とでも言うのでしょうか。黒川温泉や飲み屋などでよく見かける字体です。味があって、嫌いではありませんが、流行っているのか、最近矢鱈あちこちにあります。
ココもかって気がしないでもありません。
さて、その浴室。なかなか立派な岩風呂になっていました。
右手側に大きな岩風呂で、まるで山のような大きな岩からお湯が滴り落ちています。
洗い場は左手側にあります。湯船のお湯はしっかり掛け流しのようで、オーバーフローが洗い場を流れ去っていました。
お湯は少し温いくらいの物で、無色透明、弱芒硝臭。
温度が低い為にビリビリ感はありませんが、絹のようにサラサラする肌触りは、まさしく芒硝泉と言う感じです。
立派な湯屋に、広々とした湯船で、なかなか気持ちが良いです。
お湯は残念ながら少し劣化気味で、灰色の湯花がチラホラと舞っています。
雰囲気は良いのですけどね。もう少し湯船が小さければなぁ・・・
続いて露天。こちらは、男湯側だけで、女湯には無いようです。数人入れそうな小さな湯船がひとつありました。
ベランダにとってつけたような感じがしないでもありませんが、こちらもちゃんと岩風呂になっています。
張られている源泉は内湯と同じ物です。
湯船が小さいせいか、結構熱めで、最初入った時はお湯の表面が熱湯状態でした。
かき混ぜる事で44度くらいになり、まだ少しだけ熱い物の普通に入れる温度まで下がりました。
44度もあれば、芒硝泉らしく、ビリビリする肌触りを楽しむことが出来ます。
お湯から香る芒硝臭もぐっと強くなり、赤倉のお湯に浸かっている気分を満喫できます。
ただ、屋外と言う事もあり、落ち葉や木の枝なども結構混じっています。
芒硝泉の肌触りを楽しもうにも、不純物の違和感の方が勝ってしまい、あまり長居はせずに内湯へ戻ってしまいました。
ちなみに、帰り際、本館に戻ると、途中で岩風呂とは別の内湯を発見しました。
おおぉ!?なんか、古い造りといい、まさしく私好みっぽいです。
ただ、どんなものか覗こうと思ったら、中から話し声が・・・どうやらお父さんと子供が和気藹々と入っているようです。
うーん、邪魔するのも悪いなぁ。そんな訳で、気になりつつも、遠慮して入らずにその場を後にしてしまいました。
後日友人のHPで本館内湯の写真を見たら、実に渋い!あぁぁ、こっちに入りたかった!
是非再訪し、今度は本館を利用したいと固く誓った一湯です。
2009-1/1
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