大分県

万年の湯 (九日市温泉) ★3.5

単純温泉
(源泉名:九日市温泉 万年の湯)
53.4度 / pH7.7 / 掘削動力揚湯 / R3.3.12
Na+ = 106 / K+ = 21.3 / NH4+ = 1.1 / Mg+ = 1.8
Ca+ = 9.4 / Al+ = 0.4
F- = 0.6 / Cl- = 30.4 / SO4- = 2.1 / HCO3- = 301
H2SiO3 = 167 / HBO2 = 1.7 / CO2 = 20.2
成分総計 = 663mg

大分県玖珠郡玖珠町山田2564
090-8767-1086
男女別露天風呂
200円
8:30 ~ 17:00

玖珠川と並行して走る国道210号線沿いにある温泉です。

この国道210号線はそのまま西に走ると天ヶ瀬温泉や筑後川・原鶴温泉に辿り着く、温泉好きにとっては何とも有難い国道です。
珠町にも温泉が点在しており、ここ万年の湯もその中のひとつなのですが、どこにでもある街中のに当たり前のように温泉がある、さすが大分県って感じです。
生活空間にポツンと建っていました。

ちなみにですが、万年とかいて「はね」と読みます。
まんねんの湯ではありませんので念のため・・・

入口はなんとも手作り感溢れる感じです。
簡素な日除けの下に休憩スペースもありました。

入浴料金は200円と安いのですが、少し前までは100円だったそうですので驚きです。

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さて肝心のお風呂ですが、男女別で、露天風呂のみです。
脱衣所はちゃんと屋根が掛かっていますが、浴室との境に扉などはありません。
ちゃんと目隠しされているので外から覗かれる事はありませんけど、まさかの市街地に何とも開放的な温泉でビックリしました。

湯舟は2箇所あります。
手前と奥、源泉は同じと思われますが、手前の方が適温、奥がちょっと温めでした。
源泉投入量による違いと思われますが、お湯の鮮度も手前の方が良いです。
単刀直入に言うと、奥の方のお湯は少し劣化気味で、本来であれば透明なお湯が僅かに濁って見えました。
それだけ利用者が多いのかも知れません。

僅かに成分臭があるお湯で、肌触りはツルツルで柔らかい印象。
ただこの「柔らかい」ってのは言い方を変えると「劣化」とも言えなくないないもので・・・
程よく揉まれて角が取れたお湯って感じですね。

一応断っておきますが、私は鮮度抜群なお湯が大好きですけど、ある程度揉まれて入りやすくなっているお湯も結構好きですよ。

お湯に入りながら寛いでいると、張り紙の多さに気が付きます。
ふむふむ、浴槽内でのアカすり厳禁、まぁ、そうですよね。
長時間の入浴は健康を害し危険です・・・ うん、まぁそうですよね。

でも、普通の人は20~30分程度と書かれている張り紙には、思わずにやけてしまいました。
20分は早くない? って思うと同時に、ちょっとホッとしちゃったんですよね。

一日に何箇所もはしご湯をする私は、温泉から出ると「あら早かったですね」と言われてしまう事が多いのです。
それこそ20代の全盛期は一箇所15分で出たりもありました。
最近は一箇所30分位入っていたりするんですけどね、それでも早い早いと言われてしまうのです。
そんなわけで、「そろそろ出ようかな? 次行きたいし。でもきっと女将さんに言われちゃうよな。よしもう一回お湯に浸かってからでよう・・・」なんて思いながら入っている事も多々あります。

20分でさっさと出ても何も言われない温泉、個人的には有難いです!

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後から聞いた話ですが、ここの温泉の先代がここでお湯を掘り当てたのが平成4年。
暫く自家泉として使っていたところ、近所の人が入れて欲しいと言ってきて、入浴施設にしたのが平成7年だそうです。
以来約30年、この場所で地元の人に愛される温泉施設として続いているわけですね。

ゆっくり長風呂をしたい人にはオススメしませんが、良い温泉でした!

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2024年 5月19日 - 初訪問・日帰り入浴

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