栃木県

薬師の湯 (川治温泉) ★3.5

単純温泉
(源泉名:共同浴場源泉)
37.2度 / ph8.0 / 自然湧出 / 毎分324.7L / H27.6.2
Li+ = 0.1 / Na+ = 65.5 / K+ = 2.4 / NH4+ = 0.1
Mg+ = 0.3 / Ca+ = 14
F- = 2.3 / Cl- = 53.3 / S2O3- = 49.3 / NO3- = 1.4
HCO3- = 59.8
H2SiO3 = 42.9 / HBO2 = 3.6 / HAsO2 = 0.1
CO2 = 0.7
成分総計 = 295.8mg

栃木県日光市川治温泉川治278−2
0288-78-0229
男女別内湯・混浴露天 / 貸切風呂(別料金)
大人700円、小学生350円、未就学児無料
貸切風呂 4000円/50分
10:00 ~ 21:00 (露天は ~18:00)
露天は12月~3月末まで閉鎖

普段温泉に縁が無い人でも、鬼怒川温泉は知っていると思います。
栃木を代表する有名温泉地のひとつですね。
その鬼怒川温泉から、もう少し山の中に入った温泉がこちら、川治温泉。
この川治温泉には共同浴場があります。共同浴場がある事は私が湯めぐりを始めたばかりの頃から知っていたのですが、今回初めて訪問しました。

何故いままで来なかったかと言うと、この共同浴場には内湯とは別に露天風呂があるんですけど、混浴なんですよね~・・・
混浴は苦手なんです、苦手を通り越して、どちらかと言うと嫌いな部類。

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受付は混浴の露天風呂も男女別の内湯も、同じ受付で行います。
入浴料は700円。共同浴場としては随分と高い金額設定ですね。
ちなみに日光市民であれば半額の350円だそうです。観光客は地元の人のお風呂をお借りするって立場ですね。
入浴料さえ払えば、内湯と露天、両方とも入る事が出来ます。なお、どちらか片方だけだったら割引とかいうのはありません。

苦手な混浴だけど、折角だから入ってみようと思って、受付で「いまって露天風呂は混んでいますか?」と聞いてみた所、「掃除は済んでいてお湯も張っているんだけど、まだ入れないよ~」と言う、意外なお返事が。
え? どう言う事? 掃除してるのに入れないってナニ!?
よくよく話を聞いてみると、12月から3月末までは露天風呂は閉鎖しているそうなのです。
完全に私の事前リサーチ不足でした。
と言う事で、内湯だけ利用させて頂く事に・・・

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内湯の方はしっかりと男女別です。
脱衣所から入ってすぐの所に洗い場があります。
ホテルの大浴場にあるそれのように、しっかりパーテーション分けされていて、使い勝手は非常に良さそうです。
温泉はその洗い場の先、扉を隔てた先にありました。

さて、そのお風呂。
湯舟はシンプルにひとつあるだけです。それとは別に掛け湯出来る小さな湯溜めもありました。

お湯は無色透明、無味無臭。肌触りにも特徴ありませんし、湯花が浮くわけでも、泡付きがあるわけでもありません。
すごく身も蓋も無い言い方をすると、全くと言って良い程に特徴を感じないお湯です。
掲示が見当たらなかった(私が見落としただけかも?)ので、正確な湯使いは分かりませんが、源泉温度から察するに加温しての掛け流しだと思われます。

でも、特徴が無いから駄目なのかと言うと、そんな事は無いんですよね。
少し温めなですし、泉質的にも優しお湯なので、体に負担無くゆっくりと入る事が出来るのです。
幸いにして不快な塩素臭などもありません。

地元の人がひっきりなしに出入りしていて、その話をぼーっと聞いてるのも楽しいです。
他愛のない会話ですし、その会話に私が加わる事も無く、ただぼんやりと聞いているだけなんですけどね。

だいたい常に、私を含めて3~4人入っているんですよね。
「折角来たんだから無人の状態で写真を撮りたいなぁ、独りっきりにならないかなぁ~・・・」
なんて思いながら、ずっと湯に浸かっていたら、気付いたら30分以上の時間を過ごしていました。

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浴後、折角だから混浴露天の方も見学してみました。
見学とは言っても、外から眺めるだけですけどね。

受付のオバチャンが言っていた通り、湯舟にはお湯も張られていて、今すぐにでも入る事が出来そうな状態でした。
それにしても、本当にワイルドな露天です。
これじゃ普通の女性が入るのは無理そうですね~・・・

冒頭にも書いた通り、私は混浴が嫌いなのです。
男性だけでなく女性にも言える事ですが、混浴だとマナーが悪い人が一定数来ますからね。

でも、川治温泉には昔からあるシンボル的な存在みたいで、大切に守られてきた事も、何となくですが分かります。
これはこれで、ひとつの温泉文化。
一部の無法者によって廃れてしまう事がない事を願っています。

でも、私は別に張らなくても良いや・・・
今回はリサーチ不足でシーズンオフに来てしまいましたが、これで満足です。
わざわざ再訪してまで入りたいとは思わないかな。

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2023年 3月28日 - 初訪問・日帰り入浴

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