栃木県

旅館石川荘 (那須温泉) ★3.5

ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉
(旭温泉・平成の湯・新那須の湯 混合泉)
63.3度 / ph8.3 / 動力揚湯 / 2023.5.18
Na+ = 822.2 / K+ = 11 / Mg+ = 5.6 / Ca+ = 20.8
Fe+ = 0.3 / Mn+ = 0.1
F- = 10.7 / Cl- = 756.7 / HS- = 0.2 / SO4- = 472.5
HCO3- = 294.8 / CO3- = 18.9 / Br- = 0.7
HaSO4 = 0.7 / H2SiO3 = 87.8 / HBO2 = 59.5 / CO2 = 2.5
成分総計 = 2565mg

栃木県那須郡那須町湯本203−167
0287-76-2214
男女別内湯
大人 500円
立ち寄り時間 要確認

那須には大小様々なお宿があります。
そんな那須にある小さなお宿がこちら、石川荘さんです。

ちょっと奥まった所にあるのであまり目立ちません。
でも、そんなお宿ですが、とある方面ではとても有名なお宿なのだそうです。
その答えが玄関先の張り紙に書かれていました。

猫が入って来るから戸をピッチリ閉めて欲しいと書かれた張り紙がありますね。
つまり、猫が沢山いるお宿って事?
いえいえ、見て欲しいのはその隣の張り紙です。

「レイヤー様 温泉神社様等、各施設様には御厚意で撮影の許可をいただいており・・・云々」とあります。
そうなんです、この石川荘さん、コスプレイヤー御用達のお宿として、コスプレイヤーさん達の間で有名なのだそうです。

※ コスプレとはコスチューム・プレイを語源とする和製英語で、主に漫画、アニメやゲームのキャラクターを真似た衣装を着て、そのキャラクターになり切る事。コスプレイヤーは、そんなコスプレを楽しむ人たちの総称。(Jake調べ)

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館内に入ると、玄関先からアニメのグッズなどで溢れています。
鬼滅とか有名所であれば知っていますけど、良く分からないのも沢山。
興味深いのが「血糊撮影について」なんて注意書きが貼られていました。
ナニナニ、周囲の人を脅かさないとか、撮影後にざっくりと落として下さい、などなど・・・
確かに、コスプレの撮影だとしても血だらけの恰好で近所をウロウロしていたらビックリですもんね~

そんなお宿に一体何をしに来たかと言うと、勿論立ち寄りで温泉に浸かりに来たわけです。
フロントで立ち寄り入浴をお願いしたところ、快くOKして下さいましたが・・・ アレ? 女将さんと思われる方のメイクが、なんかちょっとコスプレ入っていません?

それどころか、宿泊していたと思われる人たちとすれ違うのですが、皆さん気合の入ったコスプレをされています。
これから撮影に向かわれるのでしょうか、気合の入ったド派手衣装の方達がぞろぞろと、5~6人くらい?
そんな中にケロリン桶を片手に温泉に入りに来た私達ですが、場違い感が凄いです。
いや、ここ、温泉旅館で合ってますよね!?

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お風呂は2箇所あり、通常だと男女別なのかな? どっちの暖簾も同じ色なので、もしかしたら貸切なのかもしれません。
広い方は清掃の為にお湯を抜いてしまったそうで、狭い方で良ければどうぞとの事です。
今回は温泉仲間と一緒にお邪魔しましたので、男女で入れ替えて交互に入る事にしました。

と言う事で、女性陣にはゴメンとお先にお風呂へ・・・

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こぢんまりとした浴室に湯舟がひとつ、とてもシンプルです。
床にはフカフカのクッションが敷かれていました。
寒い時期には有難いけど、お宿でこのクッションはちょっと珍しいですね。
清掃とか面倒臭くないのかな?

お湯はかすかに緑色をしていて、うっすらと濁っています。
那須と言えば硫黄泉と言うイメージがしますが、ここのお湯は薄めの塩化物泉ですね。
かすかに潮臭が香り、それに混じって石膏系の臭いもする・・・ 気がします。
あと、僅かですが硫黄臭も感じましたが、もしかしたら前日宿泊して朝風呂にも入った南月のお湯の残り香かも知れないので、ちょっと自信無し。

湯口は浴槽内へのダイレクト注入式です。
パイプから熱めの源泉がチョロチョロと注がれていました。
浴槽の大きさに対しての源泉投入量は少な目で、浴槽内のお湯もちょっと温めです。
鮮度と言う意味においては、あまり良くないですけど、柔らかいお湯で長湯出来そうなのは良いですね。
次に入る女性陣が待っていましたのであまりゆっくりは出来ませんでしたけど・・・

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折角なので、清掃直後でお湯を張っている最中だというもうひとつも見学しました。
こちらは結構広めです。
熱いお湯を張っている最中だからでしょうか、浴室内は湯気で蒸していて、蒸し風呂みたいになっていました。
湯舟には15センチくらいしかお湯が溜まっていません。
手を入れてみたら、かなり熱いですけど、入ろうと思えば入れない温度でもありません。

ただ、お湯も少ないですし、快適に入れる気がしませんでしたので、今回はパスしました。
時間を考えてお邪魔すれば良かったと少しだけ後悔です。

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浴後、女性陣がお風呂からあがるのを待っている間、窓の外をふと見ると、野良猫一家が大集合していました。
玄関先に張り紙されていた、戸を閉めないと入ってきちゃう子達ですね?

温泉のお陰でしょうか、床下とか暖かいのでしょうね。
眺めているだけでも癒されます。
そんな猫を眺めている後ろを、コスプレした若者たちが行ったり来たりしています。
何とも不思議なお宿ですが、こういう何か一つに特化した温泉旅館って、初対面でもみんな友達って感じがして、なんか良いですね。

コスプレイヤーさんには勿論オススメですが、普通の温泉としても気持ちが良い、とても面白いお宿でした。

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2023年 11月19日 - 初訪問・日帰り入浴

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