ナトリウム・カルシウム-塩化 物泉
(打当温泉 2号)
56.5度 / ph5.1 / 1450L / 掘削自噴
Na+ = 900.5 / Ca++ = 678.8 / Cl- = 22560
SO4– = 499.2 / H2SiO3 = 35.6 / CO2 = 10
秋田県北秋田市阿仁打当字仙北渡道上67
0186-84-2612
男女別内湯 ・ 露天風呂
400円
9:00 – 22:00
まるで陸の孤島とでも言えるような、山の中の集落にポツンとあるとても立派なセンター系の施設です。てっきり日帰りオンリーかと思いきや、宿泊も出来るみたいですね。
屋号にある「マタギ」とは、古来より、山の中に入って熊を狩猟していた人達を指す言葉だそうです。施設周辺にはマタギ資料館や、熊牧場なんかもあるみたいでした。
お風呂は内湯と露天風呂があります。他にもサウナなんかがあり、とても充実している印象。これで400円なんだから、モトが取れているのかどうか心配になってしまいます。
まずは内湯。立派な洗い場スペースが数人分と、広々とした湯船が一つあります。
ほんのり黄緑色がかった透明のお湯が循環で利用されていました。
シットリする肌触りがある、浴感のあるものですが、いかんせん鮮度があまり良くありません。
とりあえずここではお湯の確認だけをして露天風呂へ・・・
で、露天風呂。こちらはお湯が循環される事無く掛け流されています。
20人近くゆったりと入れるであろうとても広々とした造りで、ウグイス色に濁ったお湯が張られていました。
お湯はほぼ適温で、こちらもベタつきを伴うシットリ感があるものです。
金気臭とが香り、なかなか心地が良いです。
注目すべきは、湯口です。熊を狩猟していたマタギにちなんでか、熊湯口でした。
ライオン湯口はあちこちで見ますが、熊湯口は珍しい。一度、静岡県の寸又峡温泉にある「ふじみや旅館」で見て以来です。
是非ともアップで写真に収めたかったのですが・・・たまたまこの時カメラの調子が悪く、撮影出来ませんでした。何とも悔やまれます。
湯口のお湯を飲んでみたところ、ほんのり金気味と、ダシ味、塩分を感じる、昆布茶のような、飲んで美味しいお湯でした。
周辺にめぼしい温泉が無い一角ですので、無理に行くような所でもありませんが・・・
温泉以外が目的で、もしこの近くに立ち寄る機会があれば是非とも利用してみて頂きたい一湯です。
あと、館内には熊(の置物)が沢山いますので、熊マニアならば必見ですね。(笑)
2006-8/20
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