単純硫黄泉
(至光の湯、新瑞光の湯・混合泉)
65.3度 / ph9.1 / H18.11.21
Na+ = 163.3 / K+ = 3.5 / Ca++ = 11.9
Cl- = 105.7 / F- = 4.5 / SO4– = 200.8
HCO3- = 12.2 / CO3– = 15.3 / S2O3– = 2.4
H2SiO3 = 68.7 / HBO2 = 3 / 成分総計 = 592.6mg
岩手県盛岡市繋字塗沢34
019-689-2229
男女別内湯
400円
10:00 – 15:30
盛岡駅から車で30分とかからない場所にある、繋温泉です。ちなみに「つなぎ」と読みます。
今まで何度も鶯宿や国見に足を運んでおり、近くを通り過ぎる事は1度や2度では無かったのですが、何故か足が遠のいていました。
最初に向かったのは、ここ、菅旅館です。以前訪れた友人によると、小さな湯船に源泉を掛け流しで使用しているそうで、特徴を感じるとても良いお湯なのだそうです。
温泉街の奥まった所にあり、ロケーション的には期待が出来そうな場所にあります。
玄関をくぐって中に入ると、意外と小奇麗でお洒落なフロントに驚きました。
さて、お風呂。男女別に内湯があります。先客がいるから少し手狭かも知れませんがと女将さん。とても丁寧な案内をして下さり、素敵です。
お風呂には先客が2名。友人3人と一緒に訪れた私たちが合流し、合計5人です。期待通りこぢんまりとした浴室でしたが、思ったほど狭くは無く、5人だと賑わいを感じるものの、窮屈とまではいきません。
ほっとしたような、少し残念だったような・・・ です。
さて、期待のお湯。ちょっと熱めで、44度 程でしょうか。
入った直後にビリビリする感触があり、芒硝成分でしょうか。暫くすると肌が馴染む、なかなか良いお湯です。透明なお湯で、白い湯花がふわふわと舞っています。臭いはほんのりと甘い硫黄臭。
あまり濃い感じはしませんが、鶯宿のイメージと重なる、素敵なお湯です。肌触りはトロリとした感じで、非常に柔らかいです。
ただ、ちょっと残念なのは、鮮度は温度と浴 槽の大きさ程には良くありません。利用者が多いのが影響しているのでしょうか。
また、源泉温度が高いために、湯口からは少量ずつ静かに注がれており、桶一杯のお湯を貯めるにもストレスを感じる程に待たされそうです。
あと、どうしても気になるのが、湯底にある吸引口。友人は掛け流しと言っていましたし、脱衣所にもそのような案内が張られていますが、だとしたらこれは一体何なんでしょう。
ちゃんと機能しているようで、吸い込みを感じます。私は発見出来ませんでしたが、一緒に入った友人は、お湯の排出口も見つけたのだとか。
一般的に考えると、これを循環と言うのですが・・・ まさか、排水口からオーバーフローを捨てて、浴槽内にも源泉を注いでいると言う事なのでしょうか?
少し疑問が残り、期待が大きすぎた事や、鮮度の乏しさもあいまって、ちょっと残念な印象が残ってしまいました。
ただ、決して悪くは無い所ですので、これはこれでアリだと思いますけどね。繋で湯めぐりをする際は候補に入れても良い一湯だと思いました。
2008-5/11
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