岩手県

雫石あねっこ (橋場温泉) ★3.0

アルカリ性単純温泉
(橋場温泉) 46.3度 / ph8.6 / H13.1.23
Na+ = 203.1 / K+ = 4.5 / Ca++ = 0.4 / Li+ = 0.1
Cl- = 81.2 / F- = 5.7 / HS- = 0.2 / SO4– = 1.4
HCO3- = 381.1 / CO3– = 5.2 / H2SiO3 = 157.4
HBO2 = 12.6 / CO2 = 1.7 / 成分総計 = 854.6mg

岩手県岩手郡雫石町橋場坂本118-10
019-692-5577
男女別内湯 ・ 露天風呂 ・ サウナなど
500円
9:00 – 21:00 (最終受付30分前)

雫石あねっこは、盛岡と田沢湖を結ぶ国道46号線にある、道の駅併設の温泉施設です。
46号線を利用する機会は非常に多く、雫石あねっこの前も何度となく通過していますが、道の駅併設の温泉は塩素消毒のイメージが強く、今まで何となく敬遠していました。
今回、この一帯は色々と入ってしまい、さて今まで行ったことが無い所でどこか無いだろうかと考えて、せっかくなので立ち寄ってみることにしました。

場所は前述のとおり46号線沿いの、アクセスが容易な所にあります。道の駅併設なので広々とした駐車場があり、係員が誘導しています。
お土産屋さんや食事処が併設されているので、ドライブの途中でふらりと立ち寄る分には、これ以上無いほどに便利です。
お風呂はその一角にありました。入浴代は500円。北東北と言う事を考えると、少し高い気もします。北東北の温泉本を利用し、100円引きの400円で入浴する事が出来ました。

さて、その内部。道の駅併設温泉だけあって、なかなか充実した施設です。
入って左側に洗い場が並び、その奥に広々とした湯船があります。右側にはサウナや水風呂があり、その奥には露天へと通じるドアがあります。
まずは内湯の湯船。うっすらと緑がかったお湯で、お湯に浸かって自分の足先を見ると、濁りでわずかに霞んで見えます。泉質は単純泉との事ですが、お湯からは幽かな潮臭と金気臭に似た臭いがします。意外と特徴があるお湯です。
しかし、残念ながら、この手の施設につきものの、塩素臭もします。肌ざわりが柔らかく悪いお湯ではないのですが、この塩素臭は残念。お湯は循環されています。

露天は、5~6人程度ゆったり入れるタイル張り湯船です。湯口とその脇に岩が組まれており、岩風呂っぽく仕上がっています。洗い場にも何故か岩が転がっています。
こちらのお湯も、うち湯と同じく、うっすらと緑がかった物で、かすかに濁っています。湯口からざぶざぶとお湯が注がれており、見た目だけは悪くないのですが、残念ながらこちらも循環がされています。
ただ、同時に、若干のオーバーフローがあり排水溝に流れ去っているので、源泉投入はしっかりされている様子です。
お湯の印象は、お湯の中ではツルツル、出るとしっとり感が残る、塩化物泉に似た感触があります。臭いは潮臭と、金気臭に、若草のようなモール臭に近い臭いがします。残念ながら、このお湯からも塩素臭がします。
内湯と比較すると、露天の方が良いお湯でしたので、大半の時間は露天で過ごしました。

源泉そのものが持つポテンシャルは非常に高そうです。でも、国見や鴬宿など、良い温泉が沢山ある雫石ですので、正直もう少し頑張って欲しい感じもします。
道の駅併設だとやっぱりこんなモンかなと言う印象は拭えませんが、温泉マニアでなければ、お土産屋さんに寄るついでにお風呂と言う選択も悪くはなさそうですね。

2009-5/9

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