天然温泉 湯乃山（鹿児島市内温泉） ★4.0

単純温泉
（甲突川左岸8号） 43.2度 / ph8.5 / H16.12.24
Na+ = 55 / K+ = 1.8 / Ca++ = 0.2 / F- = 0.8
Cl- = 5.2 / SO4– = 5.4 / HCO3- = 62.3 / CO3– = 35.2
HPO4– = 1.2 / H2SiO3 = 135.4 / HBO2 = 1.6
成分総計 = 304.8mg

鹿児島県鹿児島市城山町12-1
099-227-2641
男女別内湯・貸切風呂
500円（貸切風呂も同料金）
7:00 – 22:00 （受付は21時まで）

この日は朝から湯めぐりしていた私たち。川内高城温泉で湯めぐり中に可愛い猫に会い、癒されてしまって湯めぐりを予定より早く切り上げたのですが、
鹿児島市内に帰る途中で「あ、髪の毛洗っていないね」と言う話になりました。
普段湯めぐりする際は、最後に入る所でしっかり洗うようにしているのです。
しかし、今回は予定外に湯めぐりを終えてしまった為、段どりが狂ってしまいました。自宅の風呂で髪を洗うのも嫌だしな・・・

と、言う事で、鹿児島市内でラーメンを夕食代わりに食べた後、市内で評判が良いこの天然温泉湯乃山へ行く事にしました。

余談ですが、私は鹿児島ラーメンが好きなのです。
毎回帰省する度に数軒食べ歩いています。

さて、そんなで、向かった湯乃山。ネットで住所を調べ、ナビに入れて向かったのですが、目的地についてもそれらしい温泉はありません。周囲をぐるぐる走っ
てみて、発見するまで結構時間が掛かってしまいました。
場所は、サーパス城山一番館の裏手です。
湯乃山と言う名前の通り、駐車場から坂道を登った所にありました。

受付で入浴をお願いすると、ひとり500円との事です。この日はずっと100円とか150円のお風呂に入っていたので、少し高く感じてしまいます。まぁ、ココは鹿児島市内ですから。
それに、500円と言う金額だって、関東で考えたら安い方です。
言われるままに支払うと、私と紅鮭を見て夫婦と察したのか、「貸切風呂、開いている所使って下さい」と言われました。

おや、男女別大浴場かと思ったのですが・・・
話を聞くと、男女別大浴場もあるけど、空いている時は家族風呂を同額で使わせてくれるそうです。貸切風呂だと考えれば、500円は破格の金額です。

勿論貸切風呂を利用させて貰う事になったのですが、折角なので、男女別浴場も見学だけしました。
内湯のみでシンプルな構造。電気の付け方が分からず、薄暗かったです・・・

貸切風呂はその男女別大浴場とは離れた場所にあります。中庭を中央に、個室が囲むようにぐるりと配置されていました。
入口に「空室」とか「使用中」と書かれた札が下がっていますが、空室でも人がいるかも知れないから気を付けてとは、管理人さんの言葉です。
とりあえず空室を幾つか見つけ、その中でも湯船から一番沢山お湯が溢れている個室「霧島」を選びました。

さて、そのお風呂。家族風呂と呼ぶに相応しい、小さな造りをしています。
入って右側に湯船、正面にもうひとつ湯船らしきものがありますが、空っぽで、用途不明。紅鮭曰く、「シャワーがあるからシャワー用のスペースじゃない？」との事。
内湯かと思いきや、実は露天？空気抜き代わりか、天井の一部が開いていて空が見えます。とはいえ、独房みたくとても閉鎖的。この天井から蚊が入って来るような気がするのですが・・・

お湯は褐色で透明。見た目からしていかにもなモール泉です。
温度は42度あるかないかで、ぴったり適温。ホース湯口から新湯がざぶざぶと注がれており、湯船からお湯が気持ち良く溢れています。
肌ざわりはツルツルで、お湯に浸かってじっとしていると、肌に細かい気泡が付着します。鮮度が抜群によく、ほんのり甘い鉱物臭を感じます。

湯口のホースは取り外し可能です。取り外すとお湯が真横にピューっと注がれているのが見て取れます。改めて結構な湯量だと感心しました。
大浴場だけでなく、沢山ある貸切風呂も常時掛け流しなのだから、凄い湯量です。
鹿児島市内にこんな湯量豊富な温泉が沸いているなんて、ビックリしました。

いやぁ、安いし良いお湯で、大満足でした。
市内繁華街からもとても近く、紅鮭と「もし鹿児島に住むなら、ココには定期的に来るね」なんて話をしてしまいました。
また機会があったら訪れたいと思った、素晴らしい一湯です。

2009-5/2

2017年 1月1日ー再訪・日帰り入浴

久しぶりに再訪してみました。
紅鮭実家の家風呂に入らず、近くの温泉入ってきます！と言う、いつものパターンです。

前回訪問した時も薄暗くて少し不気味でしたが、今回はその時にも増して、更に薄暗くて「本当に営業しているの？」と言う状態でした。
受付でお金を払ったら、「空いている所どこでも好きな所入って良いよ」と言ういつものスタイルです。
前回は紅鮭と２人きりでしたが、今回は３歳半と６ヶ月の娘２人も一緒です。
あまりに薄暗いから怖がらないかと心配でしたが、平気だったようで何よりです。