湯河原温泉神奈川県

神谷温泉キャンプ場 (湯河原温泉) ★4.0

ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩塩泉
(源泉名:湯河原温泉 台帳番号 湯河原 第165号)
56.8度 / pH8.2 / 動力揚湯 / 毎分49L / H27.3.26
Li+ = 0.1 / Na+ = 268 / K+ = 7.29 / Mg+ = 0.47 / Ca+ = 162
Sr+ = 1.4 / Al+ = 0.01 / Fe+ = 0.02 / Mn+ = 0.02 / Zn+ = 0.45
F- = 0.2 / Cl- = 535 / Br- = 1.6 / SO4- = 243 / HCO3- = 56.1
CO3- = 0.69 / HSiO3- = 1.62 / BO2- = 0.63
H2SiO3 = 52.2 / HBO2 = 6.46 / CO2 = 0.58 / As = 0.116
成分総計 = 1338mg

神奈川県足柄下郡湯河原町宮上773−151
0465-62-2243
貸切内湯
850円
営業時間は要確認

湯河原にある神谷温泉です。湯河原の温泉街から少し入った所にあるキャンプ場に温泉があるのですが、そこで日帰り入浴が出来ると聞いてやって参りました。

ちなみにこの神谷温泉ですけど、キャンプ場としてではなく、どこかで聞いた事があったんですよね。
それが何かというと、よく首都圏のスーパー銭湯なんかにある、タンクローリーで運ばれている温泉です。
こちら神谷温泉は温泉の宅配なんかも行っており、それで名前を聞いた事があるのです。

タンクローリーで運ばれたお湯なんて、輸送中の鮮度劣化は勿論ですが、運ばれた先で後生大事に使われるわけで、当然掛け流しされる事なんてありません。
循環しながら大事大事に使われたお湯は、鼻が曲がる程に塩素臭くて、入れたモノではありません。(当HP管理人個人の見解です)
なので、神谷温泉と聞くと、一瞬「えっ?」となるわけですが、源泉地で入るのであれば話は別です。

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辿り着いた神谷温泉キャンプ場は小高い丘の中腹にありました。
キャンプ場ですのでデイキャンプを楽しむファミリーなんかがいたりします。
そんな中、風呂だけ入りに来る人は珍しいかも知れません。

お風呂はそんなキャンプ場の中にある管理棟にあり、内湯がひとつあるのみです。
貸切での利用となるので、いつ行っても入れるとは限りません。
訪問の際には事前に連絡を入れておくと良いでしょう。

入浴料はひとり850円。
バスタオルを貸してくれたので手ぶら行っても大丈夫です。

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私好みのレトロなお風呂です。
お湯を冷まさない為、湯舟には蓋がされていました。
湯舟の形状に合わて作られているのが良い味出しています!

その蓋を取り外して、改めてお湯ともご対面。
一言で言って、素晴らしいです!

それにしてもこの浴室の造り、キャンプ場のお風呂と聞いていたので、もっとシンプルなものを想像していましたけど、タイルや窓枠なんかを見ると結構凝っています。
古臭いなりに良い造りをしているんですよね。

元々はお金持ちの別荘とかだったのかな?

お湯の印象ですが、入った瞬間は少し熱めで45度位でしょうか。
ただ、湯舟が小さいので、人が入ると温度が下がります。
暫く入っていたら、熱めは熱めですけど、普通に入れる温度まで下がりました。

湯花はありませんでしたが、湯底が霞んで見える程度の笹濁りです。
薄っすらと塩化物系の潮臭がする心地の良いお湯です。
肌触りはシットリペタペタ系で、とても体がよく温まります。

当然ですが掛け流しで、塩素や循環などとは無縁です。

冒頭でも書いた通り、この神谷温泉にはタンクローリーのお湯ってイメージがつきものでしたが、ここのお湯は文句なしに素晴らしいです。
湯使いが悪いとどんな名湯でも駄目になってしまうって事ですね。

手の加えられていない源泉は気持ちが良いですね!

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お湯の良さもさることながら、浴室の造りも私好みで、とても印象の良い温泉でした。
この素晴らしいお湯をキャンパーだけに独占させたらモッタイナイです!
温泉好きであれば是非とも入って貰いたい、オススメの一湯です。

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最後に余談ですが、最近古い友人に誘われてキャンプに行き、我が家にキャンプブームが到来しています。
一通りキャンプギアも取りそろえたので、今度ここに家族でキャンプしに来ようかな?w

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2024年 3月4日 - 再訪・日帰り入浴

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