単純温泉
(源泉名:風の湯(松倉温泉 5号井))
44.8度 / ph8.9 / H24.7.17
Na+ = 75.5 / K+ = 0.8 / Ca+ = 5.3
F- = 1.8 / Cl- = 11.4 / HCO3- = 43.1
CO3- = 17.1 / S2O3- = 97.5
H2SiO3 = 31.6 / HBO3 = 2.4 / CO2 = 0.1
成分総計 = 286.8mg
岩手県花巻市湯口松原36−3
0198-38-1125
男女別内湯・露天風呂
大人 800円、小学生 400円
11:00 ~ 15:00 (最終受付14時まで)
水・木曜日定休
あまり足が向かなかった花巻温泉の大規模系施設。
今回はたまたまの縁もあって、2軒ハシゴする事になりました。
最初に立ち寄ったのが渡り温泉のホテルさつきで、その次に入ったのがこちら、渡り温泉からも近い県道沿いにある松倉温泉の悠の湯 風の季です。
ちなみにこの県道ですが、そのまま奥まで進むと、大沢温泉や鉛温泉があります。
今まで何度も素通りしちゃっていたんですよね、なんかスミマセン・・・
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悠の湯 風の季と書いて、「ゆうのゆ かぜのき」ではなく、「はるかのゆ かぜのとき」と読むみたいです。
名前からしてオシャレ感が漂うお宿ですが、実際に訪れてみたら、想像通りにお洒落なお宿でした。
お洒落な外観ですが、中もぬかりなくオシャレです!
泊まったらきっと快適なんだろうなぁ~、と思う反面、私なんかが泊っても場違いなんだろうなぁって気がしないでもありません。
そんな所に、Tシャツと短パンで立ち寄り湯をさせて頂いている訳で、何だか恥ずかしいやら申し訳ないやらです。
お風呂はひたすらオシャレな館内を歩いた先にありました。
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よく、エントランスや廊下は滅茶苦茶凝っていてオシャレなのに、浴室だけは年季を感じるタイル張りなんて所ありますよね。
それはそれで、ギャップ萌えみたいなもんで、個人的には大好きなのですが、ここのお風呂は館内の雰囲気のまま、一部の隙も無くオシャレでした。
そんな素敵なお風呂ですが、浴室内は撮影禁止だそうです。
自分で撮影した写真で紹介出来ないのが残念・・・
代わりにパンフレットで代用。
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内湯と露天があります。
内湯には湯舟がひとつ。張られているお湯は緑がかった笹濁りで、湯底は薄っすらと見える程度です。肌触りでこれといった特徴は感じませんでしたが、微成分臭があり、入っていて気持ちの良いお湯です。
露天は湯舟が2箇所あり、出て左側の大き目の湯舟が適温、右側にある小さな湯舟が熱めでした。
どちらのお湯も少し黄色掛かった微濁です。
正面に樹々を眺めながら入れる舞台湯のようになっていて、とても雰囲気が素晴らしいです。
ただ、お湯からは気のせいか消毒臭がします。塩素臭とハッキリ断言できる臭いではありませんでしたが、8僅かに感じるんですよね。
折角雰囲気が素晴らしい造りだったので、消毒臭がしなければ最高だったのですが・・・
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不思議なのは、見た目で特徴のあるお湯なのに、成分表で見ると単純温泉なのです。
成分総計は300mgにも達しておらず、数値だけで見ると薄いお湯なんですよね。
しかも、硫黄分とか鉄分など、濁りの原因になりそうな成分も含まれていません。
だとしたらあのお湯の色は一体!?
温泉って自然のものですし、いつも同じとは限らないって事かもしれませんね。
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東北の温泉と言うと、失礼を承知で書きますが、どうしても鄙びた田舎宿ってのをイメージしてしまいます。
でも、こんなにお洒落な宿もあるんですね~!
帰り際、一緒に湯めぐりしていた仲間(女性)が、「ここ泊まりたい~!」って言っていたのが印象的です。
カップルなんかで訪れたら良さそうですね!
花巻には私が大好きな鉛温泉や大沢温泉、鄙びたお宿が立ち並ぶ台温泉なんかもあります。
根っからの温泉好きな人には、迷わずそちらをお勧めしますが、温泉だけに特化しない若いカップルとかであれば、ここの宿は本当に良さそうですね。
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たまにはこういう所も良いなって思いました。
素敵な一湯です。
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2023年 7月29日 - 初訪問・日帰り入浴
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