塩化物泉、かな？
鹿児島県鹿児島郡三島村硫黄島
混浴露天・・・？
無料
24時間 （干潮時のみ）
鹿児島にある離島、硫黄島にある坂本温泉です。
硫黄島についての詳しい事は別途紹介しておりますので、お暇な方はご覧ください。
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硫黄島と言えば、何はさておき、東温泉が有名です。
それに比べたらだいぶ知名度が低いですが、ここ坂本温泉も観光マップにもちゃんと載っていて、硫黄島を紹介する際に欠かせない温泉です。
ただ、最近はどうも、湯舟が壊れているとか手入れがされていないとかで、入浴出来ないと言う噂も耳にします。
でもまぁ、実際に見てみないと分かりませんので、行ってみる事にしました。
硫黄島港からおよそ4km、歩いて行こうと思えば行けますが、時間が惜しいので、宿で借りたレンタカーで行きました。
車だとあっという間、港から10分も走れば駐車場らしきスペースに到着です。
そこからは綺麗に舗装された歩道を歩きます。
１月ですのでそれなりに肌寒さを感じますが、流石は南国鹿児島の離島、凍える程ではありません。
波の音が心地良い。
海岸線に目を凝らすと、遠くに薄っすらと黒島の島影が見えます。
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駐車場から歩く事３分程度、坂本温泉と思われる場所に到着しました。
う～ん、ナンダロこれ？
波の届かない高台に湯舟みたいな構造物がありますが、お湯が張られているどころか、水たまりにすらなっておらず、カラカラです。
中国からの漂流物と思われるゴミが散乱していました。
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段差の下には波消しの為かな？ 堤防に囲われた入江みたいなスペースがあり、そこにも湯舟みたいなものが沈んでいます。
この時はほぼ満潮。坂本温泉は干潮の時にしか入る事が出来ないと聞いていましたので、多分この沈んでいるのが温泉と思われ・・・
でも、噂通りに湯舟は枠の一部を残しているだけで、完全に壊れている様子。
干潮時に来たら入れるのでしょうか？
なんか、駄目っぽいような気がするんですけど・・・
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で、とりあえずこの日はいったん宿に戻り、温泉仲間に「坂本温泉駄目だったわ～」と報告。
すると、いつもお世話になっているOさんとKさんがすかさず、お湯は沸いてる！干潮時ならば入れる！と、熱心にリベンジを薦めてくれました。
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と、いう事で、その翌日、干潮の時間を狙ってリベンジしてきました。
前日と同じように車を停めて、坂本温泉に来てみると・・・
お、おおぉ・・・！？
潮が引いて、昨日は海中に沈んでいた湯舟の残骸らしきものが露出しています。
それどころか、うっすらと湯気が立っているんですよね！
よく見ると、岩がゴロゴロと転がっている一角からお湯が沸いています。
それも、結構な湯量があるんですよね。
触ってみたら、かなり熱い！ 素手で触るには厳しい温度。
潮が引いて浅瀬みたいになっている所を触ってみたら、ちょっと温めだけど入れそうな温度です。
これは行けるかも！？
って事で、早速入ってみました。
で、入った最初の印象、足元冷たいヨ！？ ヌルヌル滑るヨ！？
うん、暖かいのは水面だけで、腰かけたお尻の方が普通に冷たいです。
幾ら南国鹿児島の離島とはいえども、１月はそれなりに寒い。
どんどん体温が奪われていくのが分かります。
温度もさることながら、全く手入れされていない湯舟なので、湯底は藻がビッシリ、かなりツルツル滑るし、お世辞にも清潔なお湯？とは言い難い状態。
お湯の特徴・・・？
う～ん、どんなお湯なんだろう？
少なくとも硫黄臭はしませんでしたし、周囲の磯の臭いにかき消され、温泉そのものの臭いがどんなのか、イマイチ分かりません。
寒いので、湯の表面の暖かい所だけを桶で掬い掛け湯して暖を取るのですが、掛け湯すればするほど体中に藻が絡みついて、風呂に入っているのに体がどんどん汚れる残念仕様。
それでも、とりあえず「入ってやったぞコンチクショー！」と言う気分にだけはなれたので、個人的には満足です。
・・・満足なんですけど、うーん、やっぱり、ちゃんと手入れされていて、快適に入浴出来る時に入りたかったなぁ～
↓ とりあえず動画、次女の奇声が聞こえますが気にしないでください。
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宿に戻って、女将さんに「坂本温泉にも入ってきましたよ」と伝えたら、「あらまぁ！」みたいな反応されました。
デスヨネ～！
快適なお風呂を求める人にはオススメ出来ません。
でも、野湯が好きとか、変な温泉をアトラクション的に楽しめる人ならば、きっと楽しいと思いますよ！
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最後に余談ですが、鹿児島では地名や人名で「本」よりも「元」が使われる方が一般的です。
山元、宮元、福元、吉元、岩元などなど。
東京だと「やまもと」と聞いて山元って書く人はまずいないですよね？
そんなわけで、鹿児島なのに坂本温泉とあったので、逆にちょっと違和感があったので調べてみたのですが、坂元温泉と書かれる事もあるみたいですね。昔は坂元温泉って呼ばれていたのかな？
ただ、三島村のホームページや観光地図、島内の道路標識なんかでも坂本温泉と書かれていますので、当ページでも坂本温泉として紹介しております。
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2023年 1月5日 － 初訪問・日帰り入浴
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