栃木県那須湯本温泉

小鹿の湯 (那須湯本温泉) ★4.0

単純酸性硫黄温泉
(鹿の湯・行人の湯 混合泉) 57.2度 / ph2.6 / H21.2.25
H+ = 2.5 / Na+ = 28.5 / K+ = 6.4 / Mg+ = 22.1 / Ca+ = 66.8
Al+ = 7.6 / Mn+ = 1.2 / Fe+ = 0.7
F- = 0.9 / Cl- = 76 / HSO4- = 31.3 / SO4- = 370.1
H2SO4 = 0.2 / H2SiO3 = 225.5 / HBO2 = 3.3 / H2S = 56.3
成分総計 = 899mg

栃木県那須郡那須町湯本77
0287-76-2333
男女別内湯・露天風呂
大人 500円、子供 300円
9:00 ~ 21:00

私にとっての那須湯本温泉と言えば、私が心の拠り所でもある雲海閣なのですが、一般的には共同浴場の鹿の湯が有名です。
鹿の湯は那須を特集する旅行雑誌に必ず載っていますし、昔ながらの湯治場って感じの造りで風情も良いですからね。温泉マニアでなくても、鹿の湯の事を知っていたり、旅行に行った際に入った事があるって人は、結構いるのではないでしょうか。

で、今回訪れたのはここ、小鹿の湯です。
「鹿」ではなく「小鹿」なのがミソ。有名な鹿の湯とは全く別の施設です。
いままでレポートしていなかったけど、実は再訪。
前日、会社の人達と一緒に那須の貸切コテージに泊まり、帰り際に立ち寄る事にしました。
有名どころの鹿の湯に行っても良かったのですが、同行した中のひとりとは以前一緒に鹿の湯に入っていたのです。また同じ所に連れて行くのも芸が無いですからね。

小鹿の湯のオープンは2006年で、割と最近です。
もともとは那須湯本の老舗旅館「立花屋 はなやホテル」のお風呂を日帰り客にも利用しやすいように改装されたものだそうですが、はなやホテルは現在休業中。小鹿の湯は日帰り専門として今に残っている形です。

那須湯本は立ち寄り入浴に寛容な温泉地で、基本的にどこの宿でも入浴出来ますけど、日帰り専門となると敷居がグッと下がります。
鹿の湯は混雑しますし、カランが無いので体を洗ったりシャンプーなどは出来ません。それを嫌った人たちが利用している印象です。

入浴代は500円で、鹿の湯と同額。
鹿の湯は18時までですけど、こちらは21時まで利用可能。
受付は暖簾をくぐった中にあります。

元々、はなやホテルのお風呂でしたので、ホテル建物にピッタリ寄り添うように建っている離れって感じです。
ホテルに宿泊する人がお風呂に入る際は一度外に出る必要があったみたいですね。
エントランスの印象は少しだけチグハグ。

ただ、脱衣所に入ると雰囲気がとても良いです。

床はもちろん、壁も天井も板張りです。
建物そのものが木造って訳では無くて、単に壁紙代わりに板が張り付けられているだけなんですけど、それだけでも味があっていい感じですね。

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脱衣所の雰囲気そのままに、浴室の風情も良いです。
湯舟は鹿の湯を手掛けた匠によって造られたもの。ぱっと見て那須の温泉だなって分かるから不思議です。余談ですけど、雲海閣の湯舟も、同じ匠によって造られています。

入って正面に湯舟が2つあり、左が適温、右が熱め。洗い場は左手前にあります。

お湯は鹿の湯や雲海閣と同じ(細かい話をすると実はちょっと違う)、鹿の湯と行人の湯の混合泉。
白濁しており、強烈な硫黄臭を放っています。お湯の中での肌触りは滑らかですが、お湯から上がると肌から脂分が抜けるような感覚で、少しキシキシします。あっという間に指がシワシワになるのも特徴。
私にとっては、何度も入っているから、いつものお湯って感じですけど、これだけ濃い硫黄泉は全国でもそんなに数無いんですよね。

ちなみに、左が温めで41度位。右は43度位です。
熱めとは言っても適温の範囲で、いつも雲海閣の熱い方に入っている私からすると、ちょっとだけ物足りなさがあります。
湯本のお湯の温度はその日の天候によっても結構違うので、今日がたまたま温かったのかも知れませんけどね。

湯舟の広さも雲海閣よりもかなり大きく、比較してしまうと鮮度は劣ります。
とは言え、柔らかく揉まれた感じの鹿の湯源泉、これはこれで気持ちが良いんです。
湯舟が広い分、他の人を気にせずくつろげるのも良い事です。
雲海閣だと湯舟が狭いから他の人がいると気を使うのです。自然と仲良くなって話が弾むので、私は雲海閣の狭い湯舟は大好きですが、「今日は誰とも話したくない!」って時なんかはコッチ来るのもアリかも?

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特筆すべきは、露天風呂がある事です。
湯本で鹿の湯を引いているお風呂は数多くありますが、露天があるのは私が知る限りだと那須ビューホテルと清水屋さん、あとはここだけ。
とは言え、すぐ隣近所に建物が建つ温泉街ですので、眺望は全くありません。
天井が露わになっているという意味においては、露天って事で間違っていませんけど、通気性が良い位の効果しかありません。

ただ、そんな解放感ゼロの露天ですけど、こちらも全面板張りで、雰囲気がとても良いです。
お湯の温度はかなり温くて40度あるか無いかで、ずっと浸かっていても体が茹る事はありません。
鹿の湯でここまで温いお湯って、かえって珍しいですね。

源泉の投入量はチョロチョロです。私の職場の仲間が4人いっぺんに入ったものだから、お湯がかなり減ってしまいました。
お湯が湯舟に満たされるまでどれくらい時間掛かるんだろうか・・・?
お湯減らし過ぎてしまって、ゴメンナサイ・・・

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私にとって、那須湯本と言えば雲海閣の存在が大きすぎて、敢えて積極的にここに来るかと言われたら、うーん・・・
次にまた来るのは当分先かな?

でも、普通に考えたらお湯良し、風情良し、バランス良し、他人相手の気疲れ無し、敷居の低い、営業時間長いで、不満要素が一切無い素晴らしい温泉です。
非温泉マニアな人に、「鹿の湯は以前入った事あるから、他に良い所ない?」と聞かれたとしたら、真っ先に候補にあがる一湯です。

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2022年 10月13日 - 再訪・日帰り入浴

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