単純硫黄冷鉱泉
(源泉名:塩山温泉 第2井)
23.8度 / pH10.1 / 動力揚湯 / H19.2.19
Li+ = 0.06 / Na+ = 45.9 / K+ = 0.3 / Mg+ = 0.01 / Ca+ = 1.1
Al+ = 0.05 / Fe+ = 0.04
F- = 1.8 / Cl- = 11.6 / OH- 2.1 / HS- = 2.4 / SO4- = 4.1
HCO3- = 36 / HPO- = 0.03 / CO3- = 27
H2SiO3 = 35.8 / HBO2 = 1.1
成分総計 = 169.4mg
山梨県甲州市塩山上於曽42
0553-33-3530
大・小浴場(宿泊人数による男女入れ替え)
600円
9:00 ~ 20:00
リトルカブで行く山梨湯めぐりツーリングの第5湯目、旅館ゆばたです。
直前に宏池荘、井筒屋別館に入ってから来ましたので、塩山温泉だと3湯目です。
実はここに来る前、旅館大和に入ろうと思って玄関先まで行きましたが、「今日はお湯の準備出来ていないんだよね~」と言われて玉砕。
次に廣友館にも行きましたが、玄関先で何度も「すみませ~ん!」と声を張り上げるも誰も出て来なくて(帳場に人影はあるのですが)玉砕。
余談ですが、立ち寄り入浴を断られる事を「玉砕」と表現する事って、温泉マニアの間では一般的なんですかね・・・?
私の身近ではよく使う言葉です。
立ち寄り入浴を断られるなんて、今までも散々経験してきているので慣れています。
でも、今回は久しぶりで、いつもと違う孤独な湯めぐりでしたので、少し心が折れそうでした。
そんな状態でこちら、旅館ゆばたさん。立ち寄り入浴出来るか恐る恐る聞いてみた所、とても感じ良く受け付けて貰えたので、とても嬉しかったです。
(廃業した所も含めて)小ぢんまりとしたお宿が多い塩山温泉の中にあって、旅館ゆばたさんは中々立派なお宿です。
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お風呂は大浴場と小浴場があり、その日の宿泊人数による男女入れ替え制だそうです。
この日の男湯は小浴場。
お宿の外観からだと意外に感じる程のコンパクトサイズです。
湯舟は一つで、源泉温度が低い塩山ですので、加温されています。
湯面の一部がモコモコと盛り上がっていて、これはジェットバスなのでしょうか・・・?
視覚的にも分かりやすい循環仕様。ただ、塩素臭は全くしません。
約42度、適温のお湯ですが、浴室が狭くて湯気蒸すので、少し息苦しく感じます。一度掻いた汗がなかなか引かない系。
肌触りはツルツル感が強め。
湯使いとしては、決して褒められない筈なのですが、鮮度の悪さは一切感じないから不思議です。
それどころか、僅かに温泉臭もあります。循環とは言ってもザル循環(良い意味で)なのかもしれません。
それにしても、湯底から噴水のように勢いよく噴き出すお湯が面白いです。
真横に向かってお湯が出るタイプのジェットバスは珍しくありませんが、真上に向かうのって、ちょっと珍しい気がします。
思わず動画で撮ってしましました!
最期に、ここのお風呂のシャワーは温泉(恐らく)だと思われます。
ほんのり温泉臭があり、口に含むと、僅かですが甘さと苦さが入り混じる硫黄味します。
ここに限らずヌルヌル系のお湯全般の特徴ですけど、石鹸を洗い流してもヌルヌルがいつまでも取れないんですよね。
シャンプーとボディソープが備え付けられていたので、髪と体を洗いましたが、いつまでも石鹸が残っているような感覚で、実は少し苦手だったりします。
でも、乾いたあとは髪の毛はサラサラで、とてもサッパリして気持ちが良かったです。
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塩山には他にも立ち寄り出来る所があるので目移りしますが、気兼ねなくお風呂に浸かりたい人にはオススメの一湯です。
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2022年 5月19日 ー 初訪問・日帰り入浴
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