新潟県

麻生の湯 (麻生田観音堂温泉) ★3.5

ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
(源泉名:麻生田観音堂温泉)
45.5度 / 毎分150L / 動力揚湯 / H18.7.13
Na+ = 5340 / K+ = 311.6 / Li+ = 0.7 / / Ca+ = 1746
Mg+ = 88.1 / NH4+ = 11 / Sr+ = 12.6 / Fe+ = 2.5
Ba+ = 3.3 / Al+ = 0.2 / Mn+ 2.6
F- = 0.2 / Cl- = 12960 / HCO3- = 55.9 / Br- = 2.5
I- = 2.0 / S2O3- = 0.2
H2SiO3 = 111.1 / HBO2 = 37.9 / CO2 = 11.8
成分総計 = 20,700mg

新潟県長岡市麻生田町南谷2063番地
0258-31-9300
男女別内湯・露天風呂
10:00 ~ 22:00
大人660円、小学生330円 ※小学生未満は無料

とても個人的な話ですが、とあるキッカケで新潟県の見附市の農家の方々とご縁があり、かれこれ10年近いお付き合いをさせて頂いております。
この日は見附祭りがあり、打ち上げ花火などを楽しみながら屋外の会場で農家さんたちと酒盛りをしてから、農家のIさんの方のお宅にお邪魔して一晩を過ごす事になりました。
家について「お風呂どうする?」となった時に、Iさんに「近くにある温泉があるからそこに行きなよ」と言われ、奥様の車に乗ってたどり着いたのがここ、麻生の湯です。
ちなみに泊めて頂いたお宅からは車で10分ほどの場所です。

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実はここ、施設になってから来るのは初めてなのですが、以前に一度「浴びた」ことがあるのです。
それがこれ、道端ドラム缶の湯(某ASD温泉)
当時から日帰り入浴施設が出来ると言う話は聞いていましたし、麻生の湯が完成したと言う話も聞いていました。実際に利用してみるのは今回が初めてです。
見附の農家さんの所には毎年2~3回は訪問しており、行く機会なんて今までに何度もあったんですけどねぇ・・・ (;^ω^)

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私が垂れ流しの源泉を浴びた時は、小高い丘の上の道端にお湯が捨てられているだけで、それ以外なにひとつありませんでしたが、今では立派な建物が建っていて、しっかり男女別の内湯と露天風呂があります。
それが当たり前なのですが、何もなかったところが立派な施設になっているわけですから、感慨深いです。

まずは内湯。
サウナや水風呂などもありますが、メインは広々と温泉浴槽。
一部がジャグジーとジェットバスになっており、お湯が絶えず揺れて少し落ち着かないのが難点。

お湯は適温に調整されているものの、入った瞬間に体がずっしりと締め付けられるような重さを感じて、あっという間に汗が噴き出る強塩化物泉です。
お湯の使い方としては、加水・加温・塩素・循環で、残念要素が全て詰まっていますが、分かりやすい塩素臭はありません。
僅かに金気臭と土類臭に加えて、クレゾール系の薬品臭のようなものを感じます。これが塩素によるものなのか、源泉そのものの匂いなのかは不明。

元になっている源泉が物凄く濃いので、お湯に多少の手を加えたところで濃いと言う事実は揺るがないって感じですね。

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続いて露天風呂、こちらはジャグジーもジェットバスも無くて、落ち着いてゆっくりと浸かる事が出来ます。
既に日が落ちた後なので見晴らしはありませんでしたが、夕焼けの時間帯に来たら絶景が見れたかもしれません。

お湯は内湯と同じ、ずっしりと思い強塩化物泉です。
お湯に浸かると一瞬で汗だくになるので、出たり入ったりを楽しみました。
気持ちが良い事には間違いないのですが、訪れたのが夏だったので、もしもこれが寒い時期であれば気持ち良さが倍増していた事でしょうね!

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ドラム缶垂れ流しを浴びてから11年後の訪問で、やっと全身浴が出来ました!
まぁ、鮮度とか泉質とか細かい話をしたら、ドラム缶垂れ流しの時の方が比較にならない程良かったですけど、ちゃんと脱衣所があって湯舟があると言う当たり前が揃っているので、快適度で話をしたら現状の方が比較にならない程に勝っています。
私と縁が深い見附からもほど近い温泉、またお邪魔する事もあると思います。
再びドラム缶垂れ流しの姿に戻る事無く、今後も発展して欲しいと願う、思い出深い一湯でした。

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2016年 7月23日 ー 初訪問・日帰り入浴

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