新潟県

平左エ門(咲花温泉) ★4.0

単純硫黄泉

新潟県五泉市佐取咲花温泉
男女別内湯・露天風呂
0250-47-2321
500円
営業時間 : ? – 22:00

新潟の湯巡りをするにあたり、どうしても入りたかった温泉が二箇所あります。
一つは強烈なアブラ臭で評判の良い新津温泉。もう一つは、硫黄含有量が非常に多い事で知られる、月岡温泉です。
しかし、折角新潟に行くのだから、他にも色々と入ってみたいと思い、ネットで調べていたところ、この咲花温泉が目にとまりました。
お湯は月岡を薄くしたような硫黄泉らしく、ちょうど新津と月岡の中間あたりの位置にあります。
新津での入浴を済ませた後、早速咲花温泉へと向かいました。

今回利用したのは、咲花温泉にある旅館、「平左エ門」です。
特にこだわった訳ではなく、日帰りを受け付けているとの話を聞いて行って参りました。
咲花温泉は、宿が10軒程度あるこじんまりとした温泉地です。
平左エ門はその温泉地の中心にありました。

旅館内部は比較的広々としており、とても落ち着ける雰囲気の所です。
お風呂は奥の方にあり、内湯+露天の浴場と、内湯浴場、離れの露天風呂の計3箇所があります。
それぞれのお風呂は時間で男女の入れ替えを行っており、私が利用した時は、内湯浴場と離れ露天風呂が男性用になっていました。

最初に利用したのは露天風呂です。この露天風呂、入ってまず驚いたのがその見晴らしのよさです。
目の前に阿賀野川が広がっていて、開放感があり広々としていて、何とも雄大!
脱衣所と浴室に仕切りはありません。
湯船は一つだけで、岩風呂になっています。
お湯は薄緑色をした透明なもので、しっかりとした硫黄臭がしました。
「月岡を薄くしたような・・・」という事前情報から、硫黄臭は弱めだと想像していたのですが、臭いが体にしみ込むような力強さのあるお湯で、とても気持ちが良かったです。

次に内湯ですが、こちらはちゃんと脱衣所浴槽が分かれています。
脱衣所には浴衣が置いてあり、「露天ご利用の方、お使い下さい」と書かれていました。
先に露天を利用してしまったので気が付かなかったのですが、洋服はここで脱ぎ、浴衣で露天に移動する事が出来たみたいです。

内湯も阿賀野川に面しており、大きな窓から外を眺める事が出来ます。
半円形をした浴槽には、露天と同じ薄緑色をしたお湯が掛け流されており、硫黄の臭いがとても心地よかったです。
湯口の傍に柄杓があったので飲泉してみたところ、程よい硫黄の苦味がお茶のような、とても飲みやすいお湯でした。

月岡と新津のオマケ程度の感覚で立ち寄った、あまり過剰な期待をしていなかった所だけに、泉質の良さにとても驚きました。
雰囲気と良く、思わぬ所で大満足です。
この平左エ門さん、泊まると高そうだと思ったのですが、調べてみると以外に安い!?
1万円前後で宿泊出来そうな感じで、機会があれば是非とも宿泊してみたいと思いました。

あと、蛇足ですが、阿賀野川は川幅があり、対岸との距離は100メートル以上離れています。
余程性能の良い望遠鏡でも使わない限り、対岸から風呂場を覗く事は出来そうにありませんので、女性でも安心して入浴出来ますよ!

2005年 6月19日 - 初訪問時のレポート

2009年2月20日 - 再訪&宿泊

たまにふと入りたくなる咲花温泉、以前立寄りで訪れた事もある平左エ門に宿泊しました。やっぱりここのお湯は気持が良いです。
それほど熱くないので、時間をかけてじっくりとお湯に浸かる事が出来ました。
小さな難点を言えば、お風呂が夜中の12時までと言う事でしょうか。早く寝れば良いんですけどね。(笑)

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