川内高城温泉 鹿児島県

喜久屋旅館(川内高城温泉) ★4.0

単純硫黄温泉
(混合泉) 52.1度 / ph9.2 / H17.6.2
Na+ = 71.7 / K+ = 1.0 / Nh4+ = 1.1 / Ca++ = 1.0
F- = 1.2 / Cl- = 2.0 / HS- = 6.1 / S2O3– = 1.0
SO4– = 6.7 / HCO3- = 101.3 / CO3– = 40.2
H2SiO3 = 31.5 / 総計 = 264.9mg

鹿児島県薩摩川内市湯田町6474
0996-28-0017
男女別内湯
250円
9:00 – 17:00

直前に立ち寄った竹屋旅館の浴後、私の風呂上がりを待っていた猫と戯れ、そろそろ次にどこか入ろうと思って目についたのがここ、竹屋旅館のすぐ目の前にある喜久屋旅館です。
猫が玄関に入りそうだったので、ココで待っていてと玄関の外に待たせて、ごめん下さいと呼ぶと、お婆ちゃんが出てきました。
日帰りをお願いするとどうぞとの事です。お風呂は居間のような生活スペースを抜けた奥にありました。
何とも鄙びていて面白い風情です。旅館と言うより、お婆ちゃんの家のお風呂を借りているような気分です。

ちなみに、お婆ちゃんに、「玄関先のあの子(猫)、とても人懐こいんだけど、どこかで飼っているの?」と聞いたら、お婆ちゃん、「いつもこのあたりをウロウロしている子だよ」「どこかの猫って訳じゃないと思うけど、みんなでエサあげてるよ」と仰っていました。
温泉街のマスコットなのかな?

さて、そのお風呂。ちゃんと男女別です。脱衣所の脇には洗濯機なんかも置かれており、とても生活感が溢れています。私はこう言う雰囲気も大好きです。
お洒落な旅館も悪くはありませんが、妙に落ち着けるんですよね。
お風呂はタイル張りで、こぢんまりしたものです。瓢箪型の湯船で、湯船は2つに別れています。湯口はその片方にありました。

お湯は無色透明で、僅かに白湯花が舞っています。お爺さんが先客に一人。
源泉は川内高城の共有源泉ですので、直前に立ち寄った竹屋旅館と大きな違いは感じませんが、誰も入っていなかった竹屋旅館のお湯に比べると、少しだけ鮮度が劣っている印象があります。
とはいえ、良いお湯には違いなく、誰も入っていなかった竹屋旅館のお湯が良すぎた感があります。ここのお湯も十分以上に新鮮で、気持ちが良いです。
湯口は、熱い源泉を冷ますためか、ダイレクトに湯船に注ぐのではなく、段々畑のような形をしていました。

先客のお爺ちゃんに話をしたら、ここのお湯が一番気持ち良いのだそうで、毎日入りに来ているのだそうです。
私が東京から来たと言ったら、孫が横浜で仕事をしていると言って、何故か最近景気が悪いねと言う話になりました。
暫くすると、もう一人おじいちゃんが入ってきたのですが、このおじいちゃんも常連のようです。きっと、毎日景気の話や、日々あった事など、お風呂に入りながら世間話をしているのでしょうね。まるで共同浴場のような、とてもほのぼのした光景でした。

浴後、宿を出ると先ほどの猫が待っていました。
私が竹屋と喜久屋の2軒湯めぐりしている間、ずっと付いてくるのです。
なんか凄く可愛い子です。
ゴロゴロ言いながらすり寄ってくるので、建物の日陰で遊んでいたのですが、そのうちに湯めぐりがどうでも良くなってしまいました。

本当はこのあともっと色々な所に入るつもりだったのですけどね。
朝早くから湯めぐりしていたので、ちょうど程良く疲れていたのです。そのうえで、この子に癒されてしまったので・・・
紅鮭と「今が一番良い気分だよね?」「無理して湯めぐりして、この後入る温泉の印象を悪くしても仕方がないし・・・」と、話をして、じゃあ帰ろうとなりました。

グッタリ疲れてとか、とびきり良い温泉に巡り合ってとかで、計画していた湯めぐりを早めに切り上げる事はありましたが、猫に癒されて湯めぐりを終了したのは、初めての経験です。

お湯の良さや温泉街の風情、お宿の素朴な浴室など、川内高城が好きな理由は沢山ありましたが、今回それに加わって「可愛い猫」と言うのが加わりました。
鹿児島に帰郷する度にでも立寄りたい、とても素敵な温泉です。

2009-5/2

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