鹿児島県

共同浴場 鶴の湯 (塩浸温泉) ★4.0

ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
(牧園町塩浸温泉福祉の里) 51.5度 / ph6.4 / H14.8.13
Na+ = 208 / K+ = 44.7 / MH4+ = 1.9 / Mg++ = 89.2
Ca++ = 122 / Fe++ = 2.5 / Cl- = 165 / SO4– = 79.1
HCO3- = 1050 / H2SiO3 = 245.7 / HBO2 = 31.6
CO2 = 501.1 / 成分総計 = 2543mg

鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3606
0995-76-0007
男女別内湯
250円
9:00 – 17:00

塩浸温泉「福祉の里」の裏手にひっそりと佇む共同浴場です。
福祉の里でお金を払えば、こちらの共同浴場も無料で利用する事が出来ます。
とても鄙びた外観の湯小屋で、果たして利用者がいるのかと思える程のものでしたが、意外な事に、中は地元の方と思われるご老人達で賑わっています。
1ヶ月くらいの短い間隔で2度訪れましたが、そのどちらも、4~5人のご老人方が先客として入浴されていました。

さて、お風呂。浴室内には湯船がふたつ。入って右側が一段高くて舞台湯になっており、左手側は低い所にあります。
どちらにも薄っすら黄土色に濁ったお湯が張られていますが、それぞれの源泉は異なるものとの事。
片方は炭酸泉で、もう片方は鉄泉だそうです。ただ、正直、どちらがどっちか、分からないのですが・・・

まずは右側。3人も入れば少々窮屈に感じるであろう湯船で、ちょうど適温のお湯が張られています。
肌触りがシットリする感じのお湯で、お湯から上がると少しペタペタする印象。
ほんのり金気臭と炭酸臭がするもので、恐らくこっちが炭酸泉でしょうか?口に含むと、炭酸の清涼味を感じる事が出来ます。

続いて左側。右側より多少広めですが、こちらも4人入るとだいぶ狭くなってしまう印象です。
熱めのお湯で、45度ちょっとはあるのでは無いでしょうか。湯口からは素手で触る限界を超えた熱いお湯が注がれており、その隣には加水用の蛇口があって、温度を調整する仕組みです。
温度が高いせいで、ガツンと入り応えのある力強いお湯になっていますが、温度差以外では、右側とあまり大きな特徴差を感じません。
温度が高いせいか、炭酸臭が陰を潜め、金気臭を強く感じます。
恐らくこちらが鉄泉でしょう。長湯は出来ませんでしたが、良いお湯を堪能する事が出来ました。

風情、泉質、共に素晴らしい、素朴で癒される共同浴場です。
鹿児島の玄関口である空港の傍にあり、旅行者にとっては立ち寄りやすい場所にあります。
飛行機が来るまでの時間を利用し立ち寄ってみる事をオススメします。

2007-10/8

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