下呂温泉岐阜県

奥田屋 八峰苑 (下呂温泉) ★3.0

アルカリ性単純温泉
(下呂温泉集中管理源泉 混合泉 - 送湯ポンプ所)
55度 / ph8.9 / 2300L / 動力 / H16.11.5
Na+ = 115.8 / K+ = 2.0 / Ca++ = 3.7 / Cl- = 104.9
F- = 11 / SO4– = 13.3 / HCO3- = 32.8 / CO3– = 24
H2SiO3 = 57.7 / HBO2- = 6.7 / H2S = 1.1
成分総計 = 372mg

岐阜県下呂市湯之島881
0576-25-2838
男女別内湯
湯めぐり手形使用
11:30 – 13:30

下呂駅の川向こう、川沿いの細い通りにある旅館です。
古くからこの場所で営む老舗旅館と思われ、建物の向かいには使われなくなった旧館が昔の佇まいのまま残っていました。
利用されなくなってからかなり時間が経っているようで、かなり古く、内部は荒れ果てている様子ですが、当時を偲ばせるなかなか風情ある趣きが今でも残っています。
私は鄙びている旅館とか見ると堪らなく入りたくなってしまうのですね。勿論交渉した所でお湯が引かれている筈も無く、外から眺めるだけにとどめた訳ですが・・・

さて、現在の八峰苑。こちらも使い込まれたような印象の、少しだけ年季を感じるものでした。
中に入ると、時間が中途半端だったせいか、人気少なく、フロントも少し薄暗いような印象です。受付けを呼ぶと中から女将さんが出てこられました。
私が日帰り入浴をお願いすると、うちは狭いですよとの事です。お宿のHPで源泉100%を謳っており、それを見て来たと告げたところ、お湯に自信があるらしく喜んで下さいました。
ちょっと期待出来そうです。
お風呂は階段を降りた、フロントよりも低い階層にありました。

こちらは、男女別の内湯のみで、確かにちょっと手狭な印象がするものです。
採光はあまり良くないものの、窓から川を見下ろす事が出来、悪くありません。
洗い場が3人分と、5~6人程度入れる細長な湯船がひとつありました。

お湯は無色透明。浴槽の一部からお湯が溢れており、掛け流しである事を期待させられます。
入った印象は・・・僅かにツルツル。これも悪くありません。しかし、お湯の臭いを嗅いだところ、期待を裏切る塩素臭がしました。
うーん、これは一体!?
お風呂からお湯が溢れているので、源泉は投入されている様子ですが、同時に塩素消毒による循環も行っている様子です。
それほど強烈な臭いがする訳ではありませんので、気にならない人にとってはどうでも良いかも知れませんが、私にはチョット・・・
源泉100%という言葉自体は嘘偽り無いもので、確かにその通りだとは思いますが、塩素循環していない事までは保証してくれなかった模様。
うーん、一本取られてしまったような気分です。
期待が大きかっただけに、なんだかとても残念な気分になってしまいました。

折角源泉100%を謳っているのだから、もうちょっと頑張って欲しいと思った一湯です。

2007-6/3

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