山梨県

草津温泉(草津温泉) ★3.5

食塩泉(含芒硝重曹-食塩泉)/源泉名:草津温泉
47.7度 / ph8.3 / 1,145mg / 200ℓ / 動力揚湯

山梨県甲府市上石田1-10-12
男女別内湯
055-222-4216
380円
9:00 – 21:00

屋号が何とも素晴らしい、草津温泉です。
当然ですが、群馬にあるかの有名な「草津温泉」とは別物です。
典型的な温泉銭湯で、地図が無いとかなり分かり難い所にありました。
銭湯の隣には、「くさつ」という雀荘があります。草津さんと言う方が経営しているのかな?
温泉と雀荘、どっちが先なのかワカリマセンが、B級チックで何とも面白いです。

中は至って普通な温泉銭湯です。番台のオバチャンに380円(山梨県の銭湯価格)を払い、入ってすぐの脱衣所で服を脱ぎ、内湯だけの浴室に入ります。
利用した時間が午後7時頃という事もあり、既に多くの地元の方々で賑わっていました。

浴室内には、大中小3つの湯船があります。
一番奥にある中浴槽には熱い源泉がそのまま掛け流されており、湯温45~46度。
中浴槽のオーバーフローはそのまま大浴槽に流れており、こちらは適温。中浴槽のオーバーフロー以外にも、浴槽の真ん中に湯口があります。
中浴槽の横には小浴槽があり、こちらに張られているのは冷たい真水でした。
鮮度が良いままの状態で入浴したい私は、とりあえず中浴槽に陣取りました。

肝心なお湯ですが、アルカリ性モール泉で、強酸性硫黄泉の本家草津とは全然違う泉質です。しかし、肌触りはツルツルで、実に心地よく、これはこれで侮れません。
臭いはモール臭+臭素集。ウーロン茶色をした新鮮なお湯で、ザバザバ掛け流されていており、とても気持ちがいいです。
泉質のせいか、単にお湯が熱いせいか、沢山汗をかいてしまい、湯上りはグッタリしてしまいました。なかなか入り応えあるお湯で嬉しくなってしまいますね。
湯口にはコップがあり、飲泉出来るようになっています。試しに口に含むと、僅かな塩分を感じました。源泉をペットボトルで持ち帰る常連客も多いみたいですね。

屋号はB級チックですが、お湯は決してB級ではない、なかなか気持ちが良い温泉です。
山梨の湯巡りでは外せない一湯です。

2005-12/3

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