塩原新湯温泉栃木県

湯荘 白樺(塩原新湯温泉) ★4.0

単純酸性硫黄泉

栃木県那須郡塩原町湯本塩原14
男女別内湯・混浴露天
0287-32-2565 
宿泊・10000前後

新湯温泉は、現在一般的に知られるようになった塩原温泉街の更に先、日塩もみじラインの途中にあります。
なお、このもみじラインは有料道路ですが、料金所は新湯温泉の更に先にある為、塩原側から行けば無料で行き来出来ます。
温泉街は非常に小さく、「街」と呼べる程のものにすらなっていません。
お湯が自噴している所に宿が寄り集まり、集落が形成されたという印象を受けます。
もみじラインのすぐ脇にある共同湯「寺湯」が恐らく街の中心地になると思うのですが、共同湯を使う人の車が数台路駐してあるだけで、これといったものは一切ありません。
寺湯の道路向かいに「おみやげ」と看板を出しているお店がありましたが、入ってみると定食屋で、お土産が積んであったと思われる陳列棚は埃をかぶっていました。

今回宿泊した旅館は、そんな寂れた温泉街、新湯の中心地である「寺湯」の隣にある湯荘「白樺」です。
建物のすぐ裏には、湯畑があります。崖崩れの後みたいな山肌から白い湯気が噴出している様は一種異様です。
周囲には強烈な硫黄臭が立ち込め、温泉に来ていることを実感させられます。
この白樺ですが、新湯温泉街の中心に位置するだけあり、共同湯巡りにはとても良いロケーションです。
まずは目の前の「寺の湯」、旅館裏手には「中の湯」、そして通り向かいの石段を降りた先には、新湯で一番人気の「むじなの湯」があります。
寺の湯だけが混浴で、他の2箇所は男女別になっています。それぞれ若干泉質が異なるのですが、基本はどれも白濁した酸性の硫黄泉です。
今回の旅では同行者に会社の女性がいた為、残念ながら寺の湯には入りませんでした。

お宿の方ですが、ちょっと古めの、どこにでもありそうな温泉旅館です。
宿の2階には、北極熊とか極楽鳥の剥製があり、「ここには白熊が出るのか!?」と一瞬驚かされましたが、どれも海外から輸入した物らしいです。多分オーナーの趣味でしょう。
部屋は無難な8畳で、トイレは外になります。所謂何でもかんでも至れり尽くせりの高級旅館ではありませんが、ビールの自販機など、一通りの設備はあり、気軽にふらりと立ち寄る分にはとても良い所です。
食事は部屋出しで、通常料金+1000円のグルメアップコースを頂きました。
地の物と思われる山菜珍味や天婦羅など、とても美味しく頂けました。何故か刺身も出て、「こんな山の中なのに・・・」と面食らいましたが、これが普通に美味しく、ちょっと得した気分になりました。
贅沢を言えばキリが無いですが、1万円とプラスちょっと程度の宿泊代でこれだけ揃っていれば文句ありません。

肝心のお風呂は、男女別内湯各1と、混浴露天です。お湯は共同浴場「中の湯」と同じものとの事。とても気持ちの良い酸性硫黄泉です。
お湯は熱め。ただ、内湯の場合、源泉が男湯の方にあったらしく、女湯は若干温めだったそうです。温めが好きな私としては、男湯と女湯が逆だった方が嬉しかったのですが・・・
洗い場の脇には、湯畑で採取したと言う泥が入った桶があります。その泥を体に塗れば泥パックが出来、女性には嬉しいサービスですね。
男の私もちゃっかり全身泥パックをして「これで美肌になるかな」なんて、どうでも良い事を考えてみたりみなかったり・・・
露天は建物の間と間にある、あまり開放感が無いもの。誰かの部屋から覗かれていそうで、女性には少し入りにくいかも知れませんね。お湯は内湯と同じで、私が入った時はかなり熱かったです。

お客さんの年齢層はかなり高め。宿のおじさん曰く、お湯が良いから、ジジババのファンが勝手に出来てしまったとの事。
ジジババでない私ですが、このお湯は思わずファンになりそう。
夜になると、外は真っ暗で、見上げれば満天の星。たまにチャルメラの音が近づいたり遠ざかったりしています。恐らく、旅館で飲んだ人たちが夜食で利用するのでしょう。
昔懐かしいその音色に「癒し」を感じました。
小さな旅館達がひっそりと寄り添うようにして出来た、山の中の小さな温泉街。
良いお湯と共に、いつまでもそのままの姿であって欲しいと思いました。

2004年10月16日 - 初訪問時のレポート

2006年7月9日

2年近くぶりに再訪。
以前の印象とほぼ同じ具合です。今回は内湯のみを使用。週末湯巡り最後の一湯だったので、トドになってゆっくりと寛ぎました。
お湯はちょっと劣化気味で、硫黄臭が見た目よりも控えめだったのが少しだけ残念。
湯口からは強烈な硫黄臭が漂っており、湯口傍に陣取りながらの入浴となりました。

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